ホームページ集客とは?―安定的に売上をあげるホームページ集客のコツをまとめました
「ホームページからのお問い合わせを増やしたい」
「前回ホームページから問い合わせがあったのがいつか分からないくらい前」
というようなお悩みを抱えているWebのご担当者や、経営者は多いのではないでしょうか?
この記事では、ホームページ集客の基本知識からホームページ集客に成功するためのコツをまとめました。
ホームページ集客とは何か?
そもそもホームページ集客とは何でしょうか?
ひと言でまとめると、ホームページ集客とはインターネット上のサービスを使って、自社のホームページにお客さまを集めることです。
ホームページ集客とは、チラシや交通広告、DMといったオフライン媒体を使った集客の対比で、インターネット上にあるオンライン媒体を使って集客をする手法のことです。
では、なぜホームページ集客をするのか、ホームページ集客にはどんなメリットがあるのか、ホームページ集客を始めるには何から始めれば良いのかご説明していきます。
「成功するネット集客のための7つのステップ」を1冊の無料PDF資料にまとめました。あわせてご覧ください。
ホームページ集客をする目的
ホームページ集客をする目的は、「安定的に売上を生み出すこと」です。
インターネットが普及した現在では、あなたの会社のサービスに興味のある見込み客は、会社の近くで生活している人だけではありません。
全国、あるいは全世界に見込み客は存在します。しかし全世界にチラシを配ったりDMを送ったりすることは、予算を考えると現実的ではありません。
ホームページで集客をすれば、理論上は、全世界にいる見込み客にリーチすることができます。ホームページにお客さまが集まっている状態を作っておくことができれば、見込み客が自社のサービスに興味をもった段階で、ホームページを通じて自社にお問い合わせを頂くこともできるでしょう。
ホームページに集客をできている状態を作ることで、日々ホームページ経由のお問い合わせを獲得することができれば、嬉しくはないでしょうか?
ホームページ集客の目的は、ホームページからのお問い合わせをコンスタントに獲得することで、売上を安定的に生み出すことです。
検討期間の長いBtoB製品でもお問い合わせを増やす方法を「問い合わせが倍増するBtoB向け製品ホームページの作り方」にまとめました。あわせてご覧ください。
ホームページで集客をするメリット
ホームページで集客をするメリットとは何でしょうか?
ホームページで集客をするメリットは、自社の事業に興味のある人にリーチしやすいことです。
みなさんは、知りたい情報や解決したい課題がある時にインターネットで検索をすると思います。同じようにあなたの会社の見込み客もビジネスで解決したい課題がある時などにインターネットで検索をします。
ある人が、インターネットで課題解決の方法を調べている時に、あなたのホームページを見つけたとしたら、その人があなたの会社のお客さまになる可能性は高くなるでしょう。
ホームページで集客ができれば、「最初にコンタクトした業者」になることができるかもしれません。
参考リードナーチャリングはじめてガイド
ホームページ集客の第一歩は「お役立ち情報の提供」
次にホームページ集客を始めるためには何から始めればよいのかをご説明します。
ホームページ集客は、まずお客さまのビジネスの参考になる「お役立ち情報の提供」から始めましょう。インターネットで検索をしている人は、悩んでいる課題があり、その課題を解決できるノウハウなどの情報を求めています。
ホームページでお客さまの課題解決の役に立つ情報を提供していれば、お客さまがインターネットで検索をした時に自社のホームページを見てくれるようになります。また良い情報であればあるほど、検索結果の上位に表示されることも多くなります。
SEOについては「検索上位を狙うためのSEOの基本」に詳しくまとめております。あわせてご覧ください。
ホームページ集客を成功させるための5つのコツ
では、ホームページ集客を成功させるためにはどんなコツがあるのでしょうか。
ホームページ集客を成功させるためのコツを5つに絞ってご紹介させていただきます。
1.目的の設定
ホームページ集客を成功させるために、まずホームページを作成した目的をはっきりさせましょう。
「ホームページ作成の目的と言われても、何となく必要そうだから作った」というかたが多いのではないでしょうか?
なんとなく作成しただけのホームページでは集客はできません。
「問い合わせを獲得するため」、「資料請求を増やすため」、「自社セミナー予約を増やすため」など、ホームページを作成した目的を明確にしましょう。
2.「理想のお客さま像」の作成
次は、ホームページ集客を成功させるために、「理想のお客さま像」の作成をしましょう。理想のお客さま像のことを「ペルソナ」と呼びます。
ペルソナとは?
ペルソナとは、あなたの製品やサービスの理想の顧客の人物像です。コンテンツマーケティングやリードナーチャリングなどのマーケティング活動でペルソナは必須と言えます。ペルソナは理想の顧客そのものではありません。一人の顧客が全ての理想的な条件を満たすことは無いため、既存顧客の情報やインタビュー、調査データなどの実在する情報から、架空の理想の顧客「像」を描きます。これがペルソナです。
参考
ホームページ集客を成功させるために、理想のお客さま像の作成は必要不可欠です。自社にとっての理想のお客さま像は、特定の実在する人物をイメージできるくらい具体的に想定しましょう。
ホームページ集客を成功させるためには、あなたの会社の製品が誰でもターゲットになりうる製品だとしても、その中でも特にどういう人が理想なのかを考えて絞り込みましょう。
3.ペルソナの課題と自社ができることの「重なり」を見つける
ホームページ集客を成功させるコツの3つめは、理想のお客さまが抱える課題と自社がお手伝いできることの「重なり」を見つけることです。
ホームページ集客のためには、理想のお客さまが抱える課題を解決する方法をホームページの中で情報提供する必要があります。
ホームページ集客をすることが目的なので、自社の製品やサービスで解決することのできない課題を考えても意味がありません。
理想のお客さまが抱える課題を自社の製品でどうやって解決することができるのかを考えることが、「重なり」を見つけることにつながります。
4.課題の解決策を魅力的にメッセージングする
ホームページ集客を成功させるための4つめのコツは、お客さまが抱える課題の解決策を魅力的にメッセージングすることです。
インターネットで検索をしている人は、自分の抱える課題を解決したいと思っています。ホームページ集客をするなら、お客さまが抱える課題の解決策をホームページのなかで伝えていることが必要です。
ただ単純に伝えるのではなく、魅力的に伝えましょう。
ホームページにやってきた人は、自社の製品やサービスのことを知りません。深く考えなくても、一瞬で伝わるメッセージングが大切です。
メッセージングのテクニックは以下にまとめておりますので、あわせてご覧ください。
5.CTAを分かりやすくする
ホームページ集客を成功させる最後のコツは、CTA(Call To Action)を分かりやすくすることです。
ホームページ集客を成功させるコツの中でも最重要かもしれません。
多くのホームページが集客に成功していない原因の1つと考えられています。
ホームページへ集客した人に対して、求めるアクションのことを「Call To Action」または省略して「CTA」と呼びます。
例えば、ホームページ集客の目的をお問い合わせの獲得とする場合は、ホームページの中にお問い合わせのボタンを分かりやすく配置しておくなどの工夫が必要です。
ホームページに集客したあと、何をしてもらいたいのかがハッキリ分かるように工夫をしましょう。
ホームページで集客する5つの手段
ホームページ集客の手段を5つにまとめました。
ホームページ集客をするにあたっては、以下の5つの手段で集客をすることが考えられます。
自然検索からの集客
自然検索からの流入対策はホームページ集客を始める時に最初に取り組むことです。
インターネットで自社の事業と関連性の高いキーワードで検索をした時に、自社のホームページが上位に表示されていれば当然、訪問数は増えます。
検索された時に上位に表示されるように対策することをSEO対策(検索エンジン最適化)と呼びます。
自社の事業と関連性の高いキーワードでSEO対策ができれば、低コストでホームページ集客をすることができますが、SEO対策はすぐに結果が出るものではないので、注意が必要です。
例えば、当社の場合「マーケティングオートメーション 使い方」というキーワードで安定的に1位を取ることができています。
有料検索からの集客
リスティング広告(有料検索連動型広告)と呼ばれる手段もホームページ集客によく使われる手段です。
以下の図のように「マーケティングオートメーション 使い方」と検索した時に、自然検索結果の上に検索キーワードと関連する広告が表示されます。
クリックされるごとに課金されていく広告です。1クリックが何円なのかは、キーワードなどの設定によって変わります。
ソーシャルメディアでの集客
BtoB企業でもソーシャルメディア(SNS)の運用をしている企業は増えています。
当社でもFacebookとTwitterのアカウントを運用していますが、主にブログのご紹介や自社セミナーの告知を行なっています。ソーシャルメディアでブログの記事やホームページでの告知を拡散することで、ホームページへの集客につながります。
SNSは広告出稿をすることもできるので、検索流入と同じように無料でも有料でも運用することができます。ソーシャルメディアはサービスごとに特性が大きく異なるので、それぞれの特性を把握して使い分けることが大切です。
外部サイトからの集客
4つめは外部サイトから自社ホームページへ集客してくる手段です。
BtoB企業の製品であれば、同業他社の製品も含めて比較するための、まとめサイトや業界特化型のメディアがあるかもしれません。
外部サイトに自社ホームページのリンクを掲載してもらうことで、自社ホームページへの流入を増やすことができます。これを被リンク対策と言います。また外部サイトに掲載されることで自然検索の増加にもつながります。
ただし、不自然な相互リンクなどはGoogleからスパムとみなされペナルティ(検索が下位に落ちること)を与えられてしまうこともあるので、注意が必要です。
直接流入
ホームページ集客の手段の最後は、直接流入です。
具体的には、ブラウザでのブックマークやお気に入り登録などです。他には、メルマガに自社ホームページのリンクを掲載してアクセスを促すことで直接流入を増やすということもできます。
ホームページ集客の手段の中でも直接流入は、自社でコントロールしづらい手段と考えられます。
ホームページ集客方法の比較
ホームページ集客の手段を5つご紹介しましたが、以下にそれぞれの手段のメリットとデメリットをまとめました。どの手段が良いということはないので、各手段の特徴を押さえてホームページ集客に取り組みましょう。
まとめ
みなさんもホームページ集客を理解して、安定的に売上が上がる仕組みを作りましょう。
以下に、SEO対策も含めた「ネット集客の7つのステップ」をまとめた無料PDF資料がありますので、お手元にダウンロードしてみてください。