マーケターに必要なたった2つの仕事のスキルとは

2015年10月06日

マーケターの仕事は、社内の他部門との調整が大変多いことが特徴です。部門間をまたがる調整後との多さゆえに、他の部門の仕事に比べて、よりも多くの種類の仕事を手掛ける機会があります。

そのためマーケターの仕事は他の仕事と比べて、空回りすることが多くなります。

マーケターとして仕事を空回りさせずに、高いパフォーマンスを出し続けるには、どのようなことに注意して仕事に取り掛かればよいでしょうか。

1.仕事で空回りしやすいマーケターという仕事

マーケターの仕事は、とにかく仕事の関係者が多いことが特徴です。社内外で打ち合わせをして、会議から会議へとハシゴをし、スマホで絶えずメールをチェックしている人も少なくありません。

マーケターは、休む間もな数多くの仕事を次々にこなさないと、自分のところで仕事がたまってしまい、関係部署のみなさんに迷惑をかけてしまいます。

数多くの案件に関わって、一生懸命に仕事をしていたとしても、この状況は仕事で空回りしているようにしか見えません。

マーケターに最も足らないリソースについて質問すると、多くのマーケターが「時間」と答えるでしょう。事実、多くのマーケターが、時間が足らないといつも嘆いています。

一方で限りなく時間をうまく活用して、高いパフォーマンスを持続しているマーケターもいます。このようなマーケターには、どんな仕事のやり方の特徴があるのでしょうか?

2.マーケターの仕事では「選択・集中」と「推進力」を意識しよう

マーケターの仕事は、社内外の多くの関係者と関わりを持つことが本質ではありません。

マーケターは、思いがけない手法で革新的にビジネスを生み出すことにあります。そのために、多くの関係者と関わりを持つことになっています。

高いパフォーマンスを出し続けるマーケターは、常にビジネスにとって価値を生み出し続けています。

しかし彼らは、回ってくる全ての仕事で高いパフォーマンスを出しているとは限りません。その仕事のやり方に特徴があります。

「集中と選択」、そして「推進力」をうまく使いこなしています。

優れたマーケターになるために身につけるべき5つのスキル
ここでは、マーケターの仕事をこなす上でのスキルについて説明しています。いわゆる創造力はマーケターに望ましい特徴の1つです。このスキルに関しては、関連するブログ記事「優れたマーケターになるために身につけるべき5つのスキル|カイロスのマーケティングブログ」が参考になります。

2-1.マーケターに必要なスキル「選択と集中」とは

マーケターだけでなく仕事をする全ての人にとって自分が達成すべき目標を明確にしておく必要があります。目的が明確になっていなければ、目指す領域が不明確となり、常に受け身で仕事をしなくてはなりません。

他の多くの部門と関わることが仕事であるマーケターにとって、受け身で仕事をすれば、あちこちの仕事に関与することになり、自分自身のリソースが分散して、高いパフォーマンスを出すことが難しくなります。

良いパフォーマンスを出し続けるマーケターは、常に受け身になりません。常に自分の達成したいこと、目標が明確になっており、自分自身の行動を決める時に自分自身でいろいろな選択肢を検討します。

そして、自分のやるべき事に優先順位をつけて仕事に専念するため、目標にあった仕事にフルパワーで集中ができます。その結果高いパフォーマンスを継続できるようになります。

マーケターにとって「選択と集中」は欠かせない仕事のスキルの1つです。

2-2.マーケターの仕事には推進力も欠かせない

もう1つのマーケターに必要なスキルは、「推進力」です。

マーケターに必要な2つのスキル「選択と集中」、「推進力」のどちらもマーケターの重要な属性であることは間違いありませんが、どちらか一方だけでは、高いパフォーマンスを出し続けるにいたりません。

もちろん「集中と選択」ができなければ、どれだけ時間があっても仕事をこなしきれないでしょう。

一方で「推進力」が十分でない場合は、未完了の仕事が自分の周りに散財する、いわゆる燃え尽き症候群になってしまいます。

このような状態では、マーケターとして高いパフォーマンスを演出することができず、無益に多忙状態に陥ってしまいます。

3.マーケターとして自分を成長させる方法を探す

マーケターにとって必要なスキルが見えてきたら、次に自分自身を照らしあわせてみましょう。

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マーケターとして身についているスキル、足らないスキルを明らかにして、自分の強みを活かしながら改善すべきポイントを見出します。そして高いパフォーマンスを出し続ける理想のマーケターへと自分を成長させましょう。

前述のマーケターにとって必要な2つのスキルを元に、マーケターのタイプを4つに分類してみます。それぞれの特徴から、自分自身がどこに当てはまるかみてみましょう。

3-1.タイプI:受身型(選択しなければ推進力も無い)

このカテゴリーに属するマーケターは、自分で何かに選択や集中しなければ、推進力にもかけています。仕事に対しては、比較的受け身で、いろいろな仕事を受けてしまいがちです。

マーケターに必要な、会議に出席して議事録をとったり、ていねいな電話対応をしたりするなどの、業務スキルは十分にあります。しかし、プロジェクトの指揮や、仕事をよりよく進めるためのアイデア創出、自分でリードして他部門との調整をしたりする仕事は比較的苦手です。

所属する会社の文化によって、受身形のマーケターの多さが違うかもしれません。個人の評価が減点方式の場合、新しい目標を自ら設定すると評価に対するリスクになるため、受け身で仕事をしがちです。独裁的な上司や、減点方式の評価がある環境下では、マーケターは比較的受け身で仕事を受けることになるでしょう。

3-2タイプII:逃避型(選択はするけど、推進力に欠ける)

自分自身でいろいろと選択や集中はするものの、推進力に欠けるマーケターはこのカテゴリーに属します。

ここに属するマーケターの特徴は、例えば、会議で多くの選択肢の中から何かを選んだり、自分自身の意見を言ったりすることに長けていますが、自分自身では何も実行しない傾向にあります。

つまり「選択と集中」する力は十分にあるものの、「推進力」が伴っていません。悪い意味で使われる「評論家」という言葉で表現されることもあります。

マーケティングの業務上で気づく問題を見ぬふりするマーケターもこのグループに属します。

自分自身で問題や課題に気づくのですが、それを解決しないで「そんな問題は無かった」と自分自身に言い聞かせてしまいます。

せっかく経営上の重要な問題に気付くのですが、それは「やっても仕方ない」「それはしょうがない」と流してしまう傾向にあります。

このタイプのマーケターは、いざ自分の部門の存続意義が危ぶまれているにも関わらず、自分たちの仕事は会社として意味があると自分に言い聞かせてしまいます。

市場の動向を見て、自分自身で危機を感じているにも関わらず、それに追従する製品を開発せずに、自分にとって都合の良い解釈を続けるため、事業機会を見落としてしまうこともあります。

このカテゴリーに属するマーケターは、「なんでこんなになるまで気付かなかったの?」と指摘を受けがちです。

3-3.タイプIII:散漫型(選択できずに推進力だけある)

このタイプのマーケターは、仕事に対して何事にも非常に前向きでエネルギッシュですが、何もかも手がけてしまうため、仕事のやり方ががむしゃらになります。

散漫型のマーケターは、一度立ち止まって考え、何かを選択肢たり捨てたりすることが苦手です。

そのため、自分自身でこなせる仕事をはるかに超える量の仕事を抱えることもあります。気付いたらどの仕事も中途半端になって、いわゆる「仕事を抱え込んでしまう」ことも少なくありません。

このタイプのマーケターは、複数のプロジェクトに同時に関わるのですが、途中で興味を失い、その場しのぎの対応に終止したり投げ出してしまうこともあります。これを繰り返すと、社内で要注意人物として取扱いをうけることもあるので注意しましょう。

散漫型のマーケターは、今すぐ手を打たなければ、と焦ってしまうため、何をなすべきかを冷静に考えることができずにすぐに行動をとってしまうことが多くあります。

3-4.タイプIV:目的志向型(選択と推進力の両方がある)

選択と集中、推進力のどちらの能力も兼ね備えているマーケターは、目的志向型のマーケターのカテゴリーにはいります。

目的志向型のマーケターは、仕事に熱を入れて努力するだけでなく、重要かつ長期的な目標を達成する率もずっと高くなります。

また、マーケターとして最も忙しい時に一度立ち止まって、自分が何を実現したいかを考えて、重要なことと意味のない雑音を選りすぐり分けるための時間をとるといった器用な立ち回りもできます。

目的志向型のマーケターは、いつでも最も重要な仕事に集中します。その結果、継続して高いパフォーマンスを維持することができるようになります。

究極の目的志向型のマーケターは、組織や上司・同僚、職務などにとらわれず、自分自身が何を達成しなければならないかを決めて、その信念に基づいて社内外のリソースを活用したり、人脈を築いたり、自分自身のスキルを磨いたりすることができます。

その結果、継続して高いパフォーマンスを維持できるマーケターとなっていきます。

4.さいごに

マーケターの仕事を続ける上で、「選択と集中」、「推進力」はどちらも身につけておきたい能力です。この能力を身につけるためには、今の自分に何が足らないかを突き止めなくてはなりません。

まずは意識をすることが、マーケターの仕事を着実にこなすためのスキルを身につける第一歩です。

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