集客力は、その企業の商品の販売力につながる重要な要素です。営業やマーケティングでは、集客力で売上を左右することもあるくらいです。
今回は、集客力をアップするために欠かせない10の方法やアイデアを紹介します。みなさまのビジネスですぐに使えそうなものがあれば、積極的に取り入れてください。
1.エレベーターピッチを作って集客力をアップする
エレベーターピッチとは、相手に興味を持ってもらうよう、簡潔で覚えやすく、エレベーターに乗っている間に説明し切るくらいのボリュームに絞り込む説明手法です。
エレベーターピッチは、おおよそ20-40秒程度で、相手に興味を持ってもらうよう、簡潔で覚えやすく、エレベーターに乗っている間に説明し切るくらいのボリュームに絞り込む説明手法です。くわしくは「すんなりと聞き手の懐に入り込むエレベーターピッチとは?|カイロスのマーケティングブログ」で紹介しております。
自社の製品の説明、電話での対応、Webやカタログでの製品紹介、などで活用できます。お客さまにとって、エレベーターピッチの内容は覚えやすいため、あなたの会社の製品やサービスの集客力アップにつながります。
集客力アップをねらうなら、製品やサービス、会社紹介などあらゆる営業シーンで活用できるエレベーターピッチを用意して、セミナーや各種紹介、営業活動で利用できるよう社員教育しておくとよいでしょう。
2.集客力アップにつながるあらゆるコネクションを活用する
集客力アップに、人がもつコネクションは大いに活用が可能です。社員の知り合い、お客さまの知り合い、パートナー会社の知り合いなど、あらゆるコネクションを活用してみましょう。こうしたネットワークを通じて、新規顧客獲得はよくみかけます。
あなたの製品やサービスを利用しているお客さまなどが自然と紹介してくれるようになれば、コネクションを十分に活用して集客力アップにつなげていると言えるでしょう。
3.講師になって集客力アップにつなげる
集客力アップにセミナーは欠かせません。自社で開催するセミナーだけでなく、地域の商工会議所などで自分の専門性を活かしてみるのもひとつの方法です。
あなたがセミナーとして取り上げるテーマをA4一枚程度にまとめて、あなたの講演内容のバリュープロポジションを用意してみましょう。
バリュープロポジションとは、あなたの会社の製品やサービスを通じて提供する価値の確約(コミットメント)であり、お客さまがあなたの会社の製品やサービスを買う理由です。くわしくは「良いバリュープロポジションを作る5つのコツ|カイロスのマーケティングブログ」が参考になります。
集客力をアップするためには、いかにユニークか、いかに「今」を感じさせるか、そして何故あなたでなくては話せないのか?の3点が欠かせません。セミナーを主催する担当者に伝われば、セミナー講師として声がかかりやすくなります。
セミナー講師になれなくても、あなたが勉強会を主催しても構いません。知人が知人を呼んでネットワークが広がるかもしれません。もちろん集客力アップにつながるでしょう。
4.成功している企業から学んで自社の集客力をアップする
あなたのまわりにも、集客力アップの参考となる、成功している企業があるでしょう。参考になりそうな集客力が高い企業があれば、徹底的に調査・研究してその理由を探ってみましょう。あなたの集客力アップのためのいろいろなアイデアを。みつけることができるでしょう。
あなたの集客力アップをねらうときには、あなたの競合の分析も忘れてはいけません。競合企業より優れた集客をすることで、あなたの集客力アップにつながるからです。
集客力アップのために、競合の分析だけでなく、同時に市場やお客さま、そして自社の実情についても分析してみましょう。3C分析が便利です。
3C分析の概要とそのやり方については、「3C分析の概要と3C分析のやり方|カイロスのマーケティングブログ」が参考になります。合わせてご覧くださいませ。
5.ブログなどのソーシャルメディアを集客力アップに活用する
ソーシャルメディアやブログでの集客は、コストも安く、あらゆる企業で集客力アップに活用できる手段です。
ソーシャルメディアもブログでは、バリュープロポジションとあなたの会社の最新のプロフィールを載せ、週に2,3回以上の更新を目指しましょう。
ブログを集客に活用する企業は、そうでない企業にくらべて55%多くの訪問者があるそうです。それだけブログは集客の効果があります。ブログでの集客の手順は、「ブログで効率よく集客する7つの手順|カイロスのマーケティングブログ」にまとめました。ご参考になると幸いです。
同時に、ランディングページなどを用意して、見込み客の名刺情報が取れるように工夫しましょう。見込み客のメールアドレスは、リードナーチャリングやメールマーケティングの基盤となります。
集客力アップで欠かせないランディングページの作り方については、「初心者でも大丈夫!売れるランディングページの作り方|カイロスのマーケティングブログ」を参考にしていただけると幸いです。
6.既存顧客を維持・囲い込みも集客力アップにつながる
集客力アップは、新規顧客を獲得することだけではありません。既存のお客さまからも定期的に売上が見込めれば、もちろん集客につながり、ビジネスを拡大することができます。
より単価が高い商品やサービスに移行するアップセルや、他の商品の購入をうながすクロスセル、リピート購買などが基本的な囲い込みのアプローチです。それだけでなく、フィードバックをもらって製品やサービスへと反映してお客さまをつなぎとめたり、口コミなどで知り合いを紹介してもらったりして集客力アップにつながる効果が期待できます。
7.サンプルやクーポンの配布や無料のトライアルで集客する
クーポンや無料トライアルは集客や新規顧客開拓に効果をもたらします。クーポンや無料トライアルは、割引で購入できる満足感やお得感だけでなく、クーポンや無料トライアルを通じてその商品やサービスを認知することもあります。その結果、あなたの商品の集客力アップにつながります。
サービスや販売形態によっては、特にクーポンはリピート購買のきっかけにもなります。
8.お客さまのリファレンスや事例を提供する
BtoBビジネスや高価な商材を取り扱うBtoCビジネスでは、事例が購買を後押しすることが知られています。事例は集客力アップにつながるツールであることは間違いありません。
事例はいくつあっても構いません。新規のお客さま、既存のお客さまを問わず、事例になっていただけるか、どんどん聞いてみましょう。
事例は、製品やサービスのカタログでは伝えることが難しい、製品やサービスでできることやその効果を伝えることができます。
9.コンバージョンを意識する
集客や新規顧客開拓を目指してWebページやブログを立ち上げたなら、必ずコール・トゥー・アクション(CTA)を意識しましょう。CTAは見込み客の獲得を目的としたランディングページやフォームへの誘導をうながすバナーやリンクです。
Webページやブログの導線を意識しながら、関連する引き込み先へのCTAを設置します。見込み客情報の獲得は新規顧客開拓につながります。
10.Webサイトをスマートフォン対応して集客力アップをめざす
スマートフォンでパソコン用のWebページを閲覧すると、文字が小さかったり画像が見えないなど、画面の解像度や大きさから閲覧しにくい場合があります。ビジネスでもスマートフォンの普及が広がる今、より多くの見込み客を集客して、新規顧客獲得を狙うなら、あなたのWebサイトもスマートフォン対応も検討してみましょう。
レスポンシブ・デザインを導入したり、スマートフォン専用のページを解説するなど、いくつかのアプローチがあります。WordPressでもレスポンシブ対応のテンプレートが用意されてます。
さいごに
集客力アップのための10の方法やアイデアはいかがでしたか?今すぐ取り込めそうなもの、参考になりそうなものがあれば、積極的に試してみてください。
みなさまのビジネスのお役に立てれば幸いです。