MAmag.は、MAでマーケティングを身近にする情報を提供するマガジンです。

マーケティングオートメーションのシナリオの設計活用例(ループ型)

マーケティングオートメーションのシナリオ機能の設計活用例として、ループ型のシナリオを紹介します。

マーケティングオートメーションのシナリオ活用例

マーケティングオートメーションのシナリオ機能を活用して、事業の売上アップに貢献成功、業務の効率化に成功、など、当社のマーケティングオートメーション「Kairos3」の導入成功事例の中で、マーケティングオートメーションのシナリオ設計でうまくいっているお客さまは、ドリップ型、ストーリー型、自動対応型、ループ型のいずれかに該当します。

本記事では、ループ型のシナリオ設計活用例についてご紹介いたします。定期配信のメルマガなどに活用できます。

マーケティングオートメーションのシナリオ機能の知識を深めたいなら
マーケティングオートメーションのシナリオ機能をわかりやすく「マーケティングオートメーションのシナリオ機能とシナリオ設計とは?一番かりやすい入門編」で説明しております。シナリオ設計を考える3つの要素など、シナリオ機能やシナリオ設計について整理しました。あわせてごらんくださいませ。

ループ型のシナリオ設計活用例の概要

マーケティングオートメーションのシナリオ設計のループ型とは、設定された一連のメールを送ったら、最初に戻り一番目のメールから繰り返して送るタイプの、「繰り返し型」のシナリオをさします。

定期的なメルマガ配信、教育型の連載コンテンツのメール配信などで、繰り返し型のシナリオを活用できます。

メルマガ運用担当者の苦悩

メルマガは新しいマーケティング施策ではありません。昔から多くの企業でメルマガの配信をしています。すでに運用方法も確立し、かんたんに見えるメルマガ配信ですが、メルマガ運用担当者は、時間をかけて気を使ってメルマガ配信の設定をしている現実があります。

マーケティングオートメーションの繰り返し型のシナリオでは、このような運用担当者の苦悩を解決いたします。

メルマガ担当者の苦悩

メルマガ担当者は、メール配信設定にはとても気を使っています。メルマガ配信ツールの運用は何年もこなしているのに、ほんのささいな配信設定ミスが原因で、数千通の間違いメールをお客さまに届けてしまうからです。

メルマガ運用の担当者は、メルマガ配信前日に確実に時間をとって、じっくりとメール配信設定とその確認を繰り返します。簡単なメルマガ配信設定にも、多くの時間をさいています。

メルマガ配信は、メルマガ運用担当者にとって、とても悩ましい作業です。

メルマガ読者は3ヶ月前に届いたメルマガを覚えていない

少しだけ話題が変わります。メルマガ配信の立場から、メルマガ受信の立場になってください。

「3ヶ月前に届いたある業者のメルマガって覚えていますか?」

きっと覚えていないと思います。

面白いメルマガの内容だな、と思っても、実はその場限りで忘れてしまいます。メルマガを受信する立場であれば、面白いコンテンツ、業務に役立つコンテンツなら、何度受信してもさほど問題ありません。

もしそうだとしたら、メルマガをある程度準備して、最短3ヶ月のコンテンツのループ(繰り返し)でメルマガ運用しても問題なさそうです。

隔週のメルマガにマーケティングオートメーションのシナリオ設計を活用する方法

マーケティングオートメーションのシナリオ機能で、定期的なメルマガ配信を自動化しましょう。

あらかじめ1年先までメルマガを用意してしまおう

もし、2週間に1回メルマガを配信しているなら、あらかじめ26本 (1年は52週ですので、2週間に1回なら年26回のメルマガ配信になります)のメルマガコンテンツを準備しておいたらいかがでしょうか?

そして、26本目のメルマガの次は、1本目のメルマガに戻ります。あなたのメルマガ受信者は、さすがに1年前のメルマガの内容を覚えていません。26本のメルマガが、2週間おきにメルマガ配信するよう、マーケティングオートメーションのシナリオ機能で設定します。

メルマガのテンプレを活用して効率よく書こう

BtoBマーケティングは、一般的に、専門性が高い事業を展開しているため、技術的、専門的、ノウハウ、知見など、多くのメルマガネタが社内にねむっています。お客さまとよく接触する営業やサポート、技術や製品にたずさわる開発や企画のみなさんと話すことでネタをあつめると、26程度ならすぐに集まります。

インタビューなどによりメルマガのネタが集まったら、自分でメルマガを書いても、専門業者にメルマガの執筆を依頼してもよいでしょう。

記事の執筆前に、メルマガのテンプレートを準備します。あとからメルマガ文章を整形する手間が省けます。もし自分でメルマガの記事を書く場合には、メルマガの書き方を参考にして、執筆することをおすすめします。

これで、マーケティングオートメーションでメルマガを自動配信する準備が整いました。

メルマガにはCTAをしかけておこう

メルマガのコンテンツには、メルマガの内容と関連するあなたのWEBページのURLを入れておきましょう。あなたのメルマガの内容に興味関心があれば、そのURLをクリックします。

マーケティングオートメーションのシナリオ機能で、メルマガの運用を自動化すると、メルマガ配信結果をあまり見なくなる傾向にあり、メルマガに反応していただいたお客さまがわかりにくくなります。メルマガの反応をURLクリックで確かめるために、セミナー申込みや問合せのように明確なコンバージョンをしかけるか、もしくはマーケティングオートメーションのスコアリングで、メルマガに反応していただいたお客さまの抽出できるようにしておきます。

スコアリングについて
マーケティングオートメーションのスコアリングについては、「スコアリングのやり方と設計方法〜はじめてでもできるスコアリングの設計」でまとめました。あわせてごらんくださいませ。

これで、マーケティングオートメーションのループ型のシナリオ機能を活用して、メルマガの運用を自動化できました。メルマガに反応していただいたお客さまの対応も同時に可能になります。

さいごに

マーケティングオートメーションの自動対応型のシナリオ機能の活用例をご紹介しました。自動対応型のシナリオ機能を活用することで、見込み客のある行動をきっかけに、あたかもマーケティングオートメーションが営業担当者に代わって対応します。

営業担当者やマーケティング担当者の業務効率化につながるだけでなく、事業の機会損失を防ぐことにも活用できます。

マーケティングオートメーションのシナリオについては、当社が開催する無料のマーケティングオートメーション セミナーをおすすめします。同僚のみなさまをお誘い合わせの上、ぜひご登録くださいませ。