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良いプレゼンのコツ!プレゼンの3つの要素を磨きあげること

プレゼンテーションは仕事では避けられません。会議でも商談でも、またイベントでも、いろいろな場面でプレゼンテーションをしたり、聴いたりする機会があります。

プレゼンテーションが上手い方は、本当に上手ですね。

以前紹介した「マーケターなら必ず見るべきTEDの動画7選ーカイロスのマーケティングブログ」で登場するエキスパートの方々のプレゼンテーションも圧巻です。

プレゼンを見て、どうして「上手」「面白い」とか「圧巻」と思えるのでしょうか?

それは、プレゼンテーションには重要な3つの要素があるからです。

プレゼンテーションは3つの要素でできている

良いプレゼンテーションをするためには、何をすればよいでしょうか?

プレゼンテーションは、資料の作成と実施に分けて考えることができます。資料の作成は、プレゼン全体の話の流れ(構成)と、スライドのデザインに分けられます。

プレゼンテーション

この図からも、プレゼンテーションは、「構成」「スライドのデザイン」「実施」のそれぞれから成り立っていることがわかります。

プレゼンテーションの「構成」「スライドのデザイン」「実施」はトレード・オフの関係にありません。いずれも最善をつくして、良いプレゼンテーションを心がけましょう。

プレゼンテーションのストーリーの構成

プレゼンテーションの構成は、プレゼンテーションの良し悪しに最も影響を与えます。

メッセージが明確で力強い

プレゼンテーション全体であなたが伝えたいこととは何でしょうか?それがまさにプレゼンテーションのメッセージです。

メッセージがあいまいであると、プレゼンテーションが終わった後で「いったい何が言いたかったのだろう?」という疑問を聴衆に抱かせかねません。それだけでなく、プレゼンテーションの構成もあいまいになります。

プレゼンテーションの中で伝えたいメッセージが明確にならなければ、プレゼンテーションの構成が決まりません。

メッセージは明確であるだけでなく、シンプルに力強いものにしましょう。

例えメッセージが明確であったとしても、100文字もあるとうんざりしてしまいます。

マーケティングとは、企業や非営利組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその商品を効果的に得られるようにする活動」の全てを表す概念である。

上記はWikipediaから拝借しました。説明するための文章としてはこれで良いと思いますが、プレゼンテーションのメッセージとしては、シンプルさの点で明らかに不十分です。

メッセージはバリュー・プロポジションの作成に共通な部分が多くあります。是非参考にしてください。

論理構成がしっかりしている

論理構成とは、話と話の関係性がしっかりしていることを意味します。

さっきまでAと言っていたのに、途中からBという主張に変われば、聴衆の頭はついてきません。

また話が脈絡なく急展開しても、やはり聴衆はなかなか理解できません。

プレゼンテーションの構成では、主たるメッセージをシンプルかつ明確にするだけでなく、攻勢を論理的にするため、スライドとスライド、話題と話題の関係性も明確でなくてはなりません。

スライドのデザイン

プレゼンテーションでは、スライドは視覚効果で、スピーカーの話を引き立てます。

スピーカーが話を進めるにつれ、スライドから視覚的にメッセージが飛び込んでくればベストです。それによって、プレゼンテーションの聴衆の理解がグッと深まります。

こんなスライドはいかがですか?きっとあなたのプレゼンを引き立ててくれるに違いありません。

(参考)パワーポイントでプレゼン作成力をグッと引き上げる7つの秘密

プレゼンテーションの実施(デリバリー)

プレゼンテーションの要素の最後のひとつが「実施」です。

欧米と日本のプレゼンテーションのスタイルは大きく異なります。
聴衆から歓声や拍手がプレゼンテーションの途中で起こるのは、文化の違いから来ているものかもしれません。

プレゼンテーションの上手さでスティーブ・ジョブス氏は有名でした。

MacBook Airの発表で、MacBook Airの薄さを説明するジョブス氏のプレゼンは圧巻です。

日本人なら、「MacBook Air は従来のノートパソコンの半分の薄さにしました」といいそうなところを、演出によりメッセージをより強烈に聴衆に伝えました。

封筒を使う演出はすばらしいですね。ジョークの交え方も非常に参考になります。

まとめ|良いプレゼンテーションのコツ

良いプレゼンテーションをするには、構成、スライド、デリバリーの要素を磨き上げなくてはなりません。

自分でプレゼンする場合だけでなく、他の人のプレゼンを聞く場合でも、この3つの要素に気をとめるだけでも随分と良いプレゼンをするための力がついてくるでしょう。