ハロー効果をマーケティング事例で学ぼう

2014年02月25日

ハロー効果は、何かを評価する際に働くヒトの心理的な現象を指します。

マーケティングでは、自社の取り組みや製品・サービスを他社よりもより良く伝えるために、時折このような心理的効果を狙うことがあります。

最近ではインターネットを中心としたマーケティングで、ソーシャルメディアやブログ、口コミサイトを活用する動きが増えています。ユーザの書き込みや情報発信は、ハロー効果を促す可能性が大いにあります。

ハロー効果とは

ハロー効果とは、モノやヒトなどのある特徴について思い描いているイメージが、それ以外の関係ない特徴へと影響することによって、ヒトの判断にバイアスをかけてしまう現象を指します。

ハロー効果のよくある例は、

  • 高学歴の方は仕事ができる
  • 英語がペラペラなヒトは仕事ができる
  • 有名人がイチオシなお店はおいしい
  • ・・・・・・と思ってしまいがちだが、必ずしもそうではない。

    が、あげられます。

    ハロー効果は、先入観が働く対象と実際に評価すべき対象の関係が近いけれども、実際に評価すべき対象が異なるときによくおこります。

    ハロー効果の先ほどの例では、学歴や英語と仕事は多少関連するかもしれません。しかし、高学歴でなくても仕事で結果を出しているヒトは多数います。同様に英語が話せなくてもできる仕事はたくさんあるため、英語がペラペラなら仕事ができるとも限りません。

    学歴や英語と仕事、また有名人と美味しいお店は、多くの方が思い描いているイメージの中でリンクしているため、先入観となり、ハロー効果として、別なものの評価や判断に影響を与えてしまいがちです。

    ハロー効果とマーケティングでの活用例

    マーケティングではイメージをうまく活用したアプローチを取ることがあります。広告宣伝などでは、製品やサービス、企業のイメージに合わせた著名人や映像などが活用されています。

    お茶にはいろいろなイメージを持っていると思います。健康に良い、すっきり・さっぱり、香りが良い、日本食とあう、など、さまざまではないでしょうか。

    お茶の広告宣伝も、各社ブランドや製品の特徴に合わせて多種多様です。しかし、それぞれのCMをみると、各社の狙っているイメージが見えてくるのではないでしょうか?(お茶CMのグーグルでの画像検索結果

    その他にも、Macを使っているヒトはクリエイティブと感じる、スポーツブランドに身を包んでいるランナーは、早そうに思えるなど、それまでのイメージによって、実際の評価の先入観となってしまうことがあります。

    マーケティングでは、ブランドエクステンションによって、ハロー効果を活用することもあります。

    かつてのソニーは、ソニー銀行やソニー生命など多角化しました。ここには少なからずとも、ソニーの経営力、メカの技術力と品質の高さのイメージが重なり、その評価が高まったのではないでしょうか?

    まとめ|ハロー効果

    ハロー効果は、マーケティングやビジネスでもよく見られるヒトの心理的な現象です。ここで紹介した例だけでなく、Webサイトや製品の初見の印象(ファーストインプレッション)にも、ユーザーのこれまでの体験があなたのWebや製品と重なる事があるかもしれません。

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