良質な事業計画書の作成で抑えておきたい10のポイント

2014年08月08日

事業計画書はあらゆるビジネスで重要です。

もしあなたが面白い事業のアイデアを持っているなら、今すぐ紙に書いてみましょう。紙でなくても資料に起こしても構いません。事業のアイデアを事業計画書に落とすと、事業の本質やビジネスモデルが明確になるなど多くのメリットがあります。

あなたのアイデアは事業になりそうですか?

事業計画書を書くにあたり、アイデアの捻出の仕方、周りを魅了する事業計画の書き方、の基本は学んでおくべきです。本日はワシントン大学が作成した、事業計画書を書くにあたって抑えておきたい重要な10つのことについてのインフォグラフィックを紹介します。

なぜ事業計画を書く必要があるか?

起業が日本よりもさかんな米国では、中小企業でも事業計画書は重要視されています。もちろん日本でも銀行や投資家などから資金調達を考えている場合には、事業計画書は必ず必要です。

米国では、じつに4つに1つの中小企業が事業計画書を作成しています。

事業計画書は、銀行からお金を借り入れたり、投資家に出資してもらうためだけではありません。事業計画書をまとめて、現状または構想中の事業を改善するためにもなります。

それでは事業計画書を作成するにあたっておさえておきたい10のポイントを解説してまいります。

事業計画書のポイント1:あなたの事業がまっとうするニーズを明確にする

あなたの事業では、どのようなニーズや問題を解決するか明確にしましょう。それがあなたの事業の目的であり、事業計画書では真っ先に書くべきことです。

事業計画書を書かない場合でも、ビジネスには必ず必要です。明確になっていないなら、今すぐ検討しましょう。

事業計画書のポイント2:あなたの事業が果たす義務を書く

あなたの事業が満たすニーズや解決する課題を明確にしたら、次にそのニーズや課題の解決のためのアプローチを述べましょう。複数あっても構いません。

これは事業計画書のミッション・ステートメントに書かれるべきです。

もし競合他社でも同じニーズや課題に取り組んでいるなら、あなたの事業がより良い方法で解決したり、良い結果を出せる事が示しましょう。それがビジネス機会に直結します。

事業計画書のポイント3:事業のユニークさを述べる

あなたの事業のビジネスモデル上の優位性を明確にします。

SWOT分析3C分析を活用して、慎重かつ注意深く、自社および競合他社の強みと弱みを調べましょう。そして、あなたの事業が市場で継続して強みを発揮し続けることを事業計画書で述べます。
参考:【決定版】SWOT分析のやり方|事業の成功要因と方策を導き出すための手順|カイロスのマーケティングブログ
参考:3C分析の概要と3C分析のやり方|カイロスのマーケティングブログ

この部分を事業計画書で明確にしなければ、投資家から資金を調達したり、銀行から借り入れする上で不利になります。

事業計画書のポイント4:事業立ち上げのメンバー&関係者

この事業の経営陣やリーダー、アドバイザーを略歴と共にリストします。略歴の中では、彼らがどのようにこの事業に貢献できるか、そして素晴らしい結果をもたらすかが明確になるべきです。

事業計画書のポイント5:狙う市場の大きさを示す

あなたの事業が狙う市場を詳しく事業計画書に落とし込みましょう。市場規模、市場の成長スピード、市場の競争度合いなどは、事業計画書に盛り込む代表的な項目です。

市場の競争度合いなどは、ファイブフォース分析が便利です。
参考:ファイブフォース分析の概要とやり方|カイロスのマーケティングブログ

事業計画書のポイント6:ターゲット市場を明確に

事業計画書の全ての戦略や戦術は、あなたの事業が狙うターゲット市場無しでは語れません。ターゲット市場が明確になっていない事業は、成功する可能性がグッと低くなります。

またターゲット市場の選定にあたり、「事業を展開するに十分な市場規模があること」と「そのターゲット市場へはアプローチが可能であること」の二点については十分に注意して下さい。
参考:STP分析をマスターして勝てる戦略を見出そう|カイロスのマーケティングブログ

事業計画書のポイント7:広告・広報・宣伝の戦略

ターゲット市場が明確になったら、次はどのようにそのターゲット市場へとアプローチし、あなたのサービスを知ってもらい、そして買ってもらうかを明確にします。これは一般的には、プロモーション戦略やマーケティング戦略と呼ばれます。

この部分は、スタートアップの生命線になります。どんなに良い製品を持っていても、限られた予算の中で、ターゲット市場へとリーチできなければ、あなたの事業を知ってもらうきっかけも無ければ、お客さまも獲得できません。創業時に資金調達が比較的に難しい日本では、この部分は非常に重要だと思います。

事業計画書のポイント8:財務分析をする

ここまで事業計画書がかけたら、あなたの描いた戦略をお金に換算します。つまり、売上計画、収支計画、価格戦略、コストや経費など、事業を運営する上で必要な費用・コストとキャッシュフローを明確にします。

事業計画書の中では、売上を創りだすために必要なコストを明らかにしましょう。つまり、顧客を獲得するために必要なコストとその配分を明らかにします。1回10万円の企業サービスの顧客獲得コストが20万円であれば、それは明らかに事業として成立しません。

事業計画書のポイント9:予算化する

事業立ち上げに必要な予算を算出します。創業者や投資家(エンジェル)からの出資、必要なら銀行からの借り入れや、市や国、日本政策金融公庫の融資制度の活用なども検討します。

自己資金で無い限り、資金調達には必ず事業計画書が必要です。彼らは投資したお金が戻ってくる安全性に着目しています。いい加減な事業計画書では、なかなかお金を集めることは難しくなります。

事業計画書のポイント10:ブレークイーブンでの事業計画書を作る

事業計画書の中で売上を正確に推定することは困難です。事業計画書では、いくつかのシナリオを設定して、予定より上振れしたり下振れしてもすぐに対応できるようにしておきましょう。

事業計画書のシナリオは、良いポジティブなケースだけでなく、最悪のケースも想定しておきましょう。想定を上回っても下回っても、その時には新しい事業計画書が必要になります。

まとめ|良質な事業計画書の作成で抑えておきたい10のポイント

良いビジネスのアイデアが思いついたら、事業計画書に落としこむクセをつけましょう。紹介した良質な事業計画書作成の10のポイントを踏まえた上で経験を詰めば、成功する事業の勘所をつかみやすくなり、初期のアイデア創出の段階から、精度の高いビジネスモデルを構築しやすくなります。

事業計画作成の実践の前に、良い事業計画書を作成するためにおさえておくべきポイントはしっかりと身につけておきましょう。

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