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ランディングページはリード獲得以外でも活用できる

ランディングページは、ホームページで集客やリード獲得する上では必要不可欠なツールです。

検索サイトやオンライン広告から訪問者が最初にあなたのWebサイトにアクセスするページがランディングページと呼ばれます。ランディングページで興味をひきつけ、あなたが提供するオファーと引き換えにコンタクト情報を提供してくれれば、リード獲得となります。

リード情報は今後の見込み顧客情報として、リード育成などを通じて営業案件に結びつけていきます。

この一連のオンライン・マーケティングの流れの中で、最初の集客・リード獲得は、パーチェスファネルの入り口となるため、より多くの営業案件を獲得するためには、多くの訪問者やリードの獲得が必要となります。

ランディングページの役割とは?

ランディングページの役割は、集客からリード獲得へとつなげることです。

訪問者は、検索サイトで特定語句を検索したり広告をクリックしたりして、あなたのWebサイトへと訪れます。おおよその場合訪問者は、何か探している情報があったり、具体的なニーズを抱えています。

最初に訪問者が閲覧したページで、訪問者の求めている情報やニーズに合わせた魅力的なコンテンツやオファーを提示します。このページがランディングページです。

ランディングページでは、訪問者のニーズと合致し、訪問者がオファーの内容と引き換えに、自身のコンタクト情報を提供すればリード獲得となります。

クリック課金の広告では、ランディングページのコンバージョン率がROI(対投資効果)に直結します。1万クリックで100のリードが得られれば、コンバージョン率は、1%です。しかしよく売れるランディングページで、2倍のコンバージョン率が得られれば、獲得リードあたりの費用は半分に減少します。

ブログにも活用できるランディングページ

ランディングページは、広告からの流入だけでなく、ブログでも活用できます。あなたのブログの記事に、ランディングページへのリンクやバナーを挿入し、リード獲得につなげます。

ここで、あなたの会社がネジの設計&製造をしている会社だとしましょう。

ブログの記事には、エンジニアがネジや素材の技術について解説していたり、マーケティング担当者がブランディング目的で、自社の工場などを紹介しています。

その中で、技術者が「ネジが緩む原因」を技術面から解説する記事をブログにポストしました。この記事の最後に、あなたの作った「絶対に緩まないネジ」の製品紹介のランディングページヘのリンクを挿入します。

訪問者は、ネジが緩む原因について興味・関心を寄せているため、絶対に緩まないネジには興味があるはずです。

訪問者のニーズに合わせて、ランディングページのコンバージョンは、試供品の提供や「絶対に緩まないネジ」に関する資料請求、お問い合わせになるでしょう。

コンバージョン率の高いランディングページについては、当ブログのランディングページの作成方法の記事も参考にしてください。

まだまだいろいろ活用できるランディングページ

ランディングページの主な目的はリードの獲得ですが、それ以外にも便利な活用方法があります。

より多くのリードを獲得する

オンラインのマーケティングでリードを獲得するには、ランディングページとそれに連動するフォームが必要です。

ある統計データによれば、30以上のランディングページを持つWebサイトは、1-5程度のランディングページを持つWebサイトよりも7倍のリードを獲得していると報告されています。

集客した訪問者を効率的にリードにする役割を担うのが、ランディングページです。ランディングページの数が増えれば増えるほど、多くのリード獲得につながります。

ランディングページから登録した訪問者は、ランディングページの内容に興味を持っています。ランディングページからの登録者へは、必ずリードナーチャリングで営業案件につなげるようにしましょう。

リードの属性から新たなビジネス機会がみつかる

リード獲得時には、会社名や業種、場合によっては部署や役職などの情報も取得できます。

これらの情報を分析し、ランディングページの内容に興味があるリードの属性が明らかになります。この属性は、マーケティング・営業活動の大きなヒントになります。

先ほどのネジの例で言えば、ターゲットとしていた製造業の訪問者だけでなく、これまであまり注力してこなかった、商社や工務店、個人店舗などからも多くの登録があったとします。これらの分野にも潜在的なニーズがあるとするなら、当然、マーケティングや営業活動のターゲットとして再検討しなくてはなりません。

営業案件抽出のスコアリングに活かす

ランディングページはリード獲得が主な目的ですが、リードは新規だけに限りません。すでに獲得したリードが再びランディングページ経由でフォームに登録するかもしれません。

リードの行動が追跡できるマーケティング・アプリを利用すれば、この行動はリードの興味・関心を可視化するためのスコアリングの重要な情報になります。

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ランディングページは、フォームへの登録という訪問者の行動が必要です。ニーズが具体化されていたり、ランディングページの内容に興味や関心が高いほど、登録します。まさにスコアリングには最適のツールになります。

エンジンとしての活用

ランディングページは、リードナーチャリングのメールや、ソーシャルメディアにポストするコンテンツとしても活用できます。

製品の説明中心のWebページに比べて、特定の属性を持つターゲットのニーズに特化しており、このようなコンテンツに活用しやすくなります。

あなたのターゲットとするペルソナにあわせたランディングページを作成し、積極的にリードナーチャリングやソーシャルメディアで活用しましょう。

さいごに

ランディングページはリード獲得が第一の目的ですが、それ以外でも多くの営業案件を生み出すための分析データとしても活用できます。

ランディングページでより多くのリード獲得をしながら、同時に、獲得したリードの興味・関心を高め営業案件につなげるためのツールとしても検討してみましょう。