サイトマップの作り方〜5分でしっかり理解シリーズ
Webサイトでの情報発信は、企業のマーケティングでは欠かせません。
最近ではSEO対策でWebサイトに集客をかけたり、インターネット広告を出稿するなど、企業のWebを活用したマーケティングが活発になっています。
より多くの訪問者をあなたのWebサイトへと引き寄せるためのツールとしてサイトマップがあります。
サイトマップは一見地味なSEO対策ですが、その集客効果は計り知れません。あなたのWebサイトへとより多くの訪問者獲得を狙うなら、サイトマップの作成は必ず必要です。
サイトマップとは
サイトマップとは、あなたのWebサイトの各カテゴリーや各ページのリンクを一覧表示したページです。あなたのWebサイトで提供するコンテンツの種類とそのリンク一覧が構造化して、その位置関係をわかりやすく表示します。
あなたのWebサイトにサイトマップを作成する理由は2つあります。
あなたのWeb訪問者をナビゲートするサイトマップ
ひとつは、あなたのWebサイトの訪問者が、あなたのWebサイトの全体の構成を確かめながらコンテンツの一覧を確認すると同時に、訪問者が探している目的の情報を素早く探しだせることです。
訪問者の視点で考えれば、本来はWebページ間のナビゲーションがしっかりしていればサイトマップは不要になりますので、この目的でのサイトマップには少し疑問が残ります。
多くのWebサイトでは、サイトマップの代わりにサイト・ナビゲーションの機能として、サイトマップの概要を書くページの最下部にフッターなどとして提供しているケースも見かけられます。サイトマップやサイト・ナビゲーションは、SEOの観点では内部リンクが増えますので、それなりにSEOの効果があると考えられています。
検索サイトのクローラーをナビゲートするサイトマップ
サイトマップを作成するもうひとつの理由は、検索サイトからやってくるクローラーをナビゲートして、より隅々まであなたのWebサイトのコンテンツを検索エンジンに知ってもらうためにあります。
クローラーは、検索エンジンがインターネット上のWebコンテンツを探し出す役割をします。特に新しく作成されたコンテンツは、そのサイトへのリンク数が非常に少なくクローラーがなかなかWebページを探しだせません。このような場合に、クローラー用のサイトマップを作成して、新しいWebページの情報を伝えます。
クローラー用のサイトマップは、SEO対策では有効です。Webページの更新や新規Webページの情報もいち早くクローラーが見つけ出し、検索サイトへと登録(インデックス)されます。
検索サイトのクローラーのためのサイトマップでは、基本的にXMLと呼ばれるプロトコルで作成します。
あなたのWebサイトにサイトマップを作成する理由
サイトマップはナビゲーションの役割もありますが、SEO対策の要素が強くなります。サイトマップを作成することにより、内部リンクを増やしたり、クローラー向けのサイトマップを用意して、あなたのWebサイトの構造を検索サイトにより早くかつ正確に伝える目的があります。
つまり、より訪問者数が欲しいWebページでは、サイトマップの作成は必要不可欠になります。
サイトマップは一度作成するだけでなく、あなたのWebサイトの構造や各ページの情報が更新される度に、再度作成される必要があります。
サイトマップの作り方
サイトマップはあなたのWebページ全体の構成を正しく反映する必要があります。ここでは、できるだけ運用の負荷が少ないサイトマップの作成方法を紹介します。
また、以降ではクローラー向けのサイトマップ、つまりXMLでのサイトマップの作成方法について紹介します。
WordPressでサイトマップを作成する
WordPressは、ブログ用のプラットフォームとして普及した無料のソフトウエアですが、今では企業のコンテンツ管理システムとして使われることもめずらしくありません。
WordPressには、プラグインという便利な機能があります。WordPressでサイトマップを作成する場合には、プラグイン機能を活用するのが便利です。
WordPressのサイトマップ作成用のプラグインとして、Google XML Sitemapをお薦めします。
WordPressでGoogle XML Sitemapのインストールには、WordPressの管理画面の「プラグイン」から「新規追加」を選択して、下記画面のように、Google XML Sitemap と入力してプラグインを探して下さい。
検索結果から「いますぐインストール」をクリックすれば、インストールの完了です。その後、プラグインの一覧から「有効化」をクリックすれば、あなたのWebサイトのXMLサイトマップが作成されます。
このプラグインをインストール+有効化するだけでXMLサイトマップが作成されるだけでなく、あなたがWebページを更新した時に、自動的にGoogleやBingなどの主要検索サイトにその情報が送られます。
XMLサイトマップの詳細設定は、WordPressの管理画面から「設定」→「XML-Sitemap」から行います。日本語での説明もありますので、そちらを参考にしていろいろと設定してみてください。
その他の方法でサイトマップを作成する
WordPressなどの主要なCMSでは、サイトマップ作成のための機能やプラグインが用意されています。しかし、そのようなプラットフォームを利用していない場合には、XMLサイトマップを作ってくれるサービスを利用することをお薦めします。
サイトマップを自動作成してくれるツールとして、sitemap.xml Editor などがあります。
サイトマップを自動作成してくれるオンラインツールにはいくつかありますが、その操作は難しくありません。通常は、あなたのWebサイトのURLを入力するだけで、あなたのWebサイトのサイトマップを自動作成してくれます。
サイトマップが作成できたら、作成したサイトマップをあなたのWebサーバへとアップロードします。その後、検索サイトへとあなたのサイトマップのURLを通知すれば、サイトマップ作成の作業は完了です。
このような方法で作成したサイトマップは、あなたがWebページを更新した際に定期的に行うことが望ましいです。運用面では少し負荷になるかもしれませんが、より多くの訪問者をあなたのWebサイトへと呼び寄せたい場合にはどうしても必要不可欠の作業となります。
まとめ|サイトマップの作成
サイトマップの作成はSEO対策を進める上で、真っ先に取り組んでいただきたい作業のひとつです。まだサイトマップの作成が済んでなければ、この記事を参考にしてすぐに取り掛かって頂ければ幸いです。