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プレゼンテーションの出だしで聴衆の心をつかむ3つの方法

プレゼンテーションの出だしは、プレゼンテーションの成功を左右する大きな要素です。手を抜かずしっかり考えるだけで、聞き手の注意関心をひきつけるだけでなく、あなたが伝えようとするメッセージを力強くします。

プレゼンテーションの出だしのネタ探しや、その仕込みにもちょっとしたコツがあります。このコツを覚えて、プレゼンテーションの出だしからガッチリ聴衆の心をつかみましょう。

1.プレゼンテーションの出だしの鉄則はなかなかうまくいかない

プレゼンテーションには多くの鉄則があります。プレゼンテーションの出だしにも、聴衆の心をつかむべし、というみなさんがよく知っている鉄則があります。

1-1.プレゼンテーションの出だしの鉄則とは?

プレゼンテーションの最初に面白いことを言って聴衆の心をつかむことは、誰もが知っているプレゼンテーション成功のための鉄則です。プレゼンテーションの出だしで聴衆の関心をひきつければ、その後あなたの話しを注意深く聞く傾向にあるからです。

プレゼンテーション出だしのこの鉄則は、実際のところ、とても実現することが難しいです。おそらくこんな芸当ができるのは、プロの司会者くらいでしょう。

プレゼンテーションの出だしの鉄則を成功する可能性がこんなに低いのになぜみんな挑戦するのでしょうか?

1-2.プロでもなかなかうまくいかないプレゼンテーションの出だし

プレゼンテーションの出だしは、テレビ番組のオープニングもあてはまります。テレビ番組では、バラエティ番組の司会者ですら、オープニングのしゃべりで面白い演出がいきなりできているわけでもないと思っています。

プレゼンテーションの出だしに効果がある面白いネタを見つけ出すためには、時間を割いてネタを仕入れなくてはなりません。しかも簡単にはみつかりません。プロの司会者ですら苦労していると思います。

プレゼンテーションの出だしのためのネタを自分自身で考えだすのは、ネタを見つけ出すよりももっと難しいでしょう。

その上に、面白いネタの効果は、あなたのプレゼンテーションの出だしにおけるほんの一瞬にすぎません。

ここまでして、プレゼンテーションの出だしにこだわる必要があるのでしょうか?

もう少しプレゼンテーションの出だしの役割について考えなおすことで、プレゼンテーションの出だしを誰でもひねりだせるようになります。

2.プレゼンテーションの出だしを再考する

プレゼンテーションの出だしで有効なテクニックを説明する前に、プレゼンテーションの出だしについて考えてみましょう。

2-1.プレゼンテーション出だしの役割

繰り返しになりますが、プレゼンテーションの出だしは聴衆にとって大きな役割を持っています。

プレゼンテーションの出だしを聞いて、あなたのプレゼンテーションを真剣に聞くかどうかを決める傾向にあります。

通常のプレゼンテーションでは、これから話し手(スピーカー)の立場、これから進めるプレゼンテーションの概要について触れていきます。

もちろんこのような情報を伝えるだけで、あなたのプレゼンテーションに聴衆を一気に引き込むこともあります。

しかし、ここでストーリーテリングをうまく活用すれば、あなたのプレゼンテーションの聴衆を、これから話すあなたのプレゼンテーションにもっと効果的に引き込むことができます。

ストーリーテリングとは
ストーリーテリングとは、あなたが伝えたいこと、想い、コンセプトに関連する印象に残る体験談やエピソードを用いいることによって、聞き手の興味・関心を引き付けるコミュニケーション手法です。くわしくは「プレゼン力を一気に高めるストーリーテリングとは?|カイロスのマーケティングブログ」を参考にしてください。

2-2.プレゼンテーションの出だしにはストーリー性の高い話が有効

プレゼンテーションの出だしで、聴衆をあなたのプレゼンテーションに引き込むには、体験談が最も効果的です。あなたの体験談でなくても、他人の体験談でも、たとえ話でも構いません。

体験談はストーリー性がとても強く、聴衆は、次にどのような話の展開になるか知りたくなります。

プレゼンテーションの出だしにつかうあなたの体験談が聴衆にとって、聞き覚えがある話でも、体験談にほんのちょっとしたひねりが加わっていれば、プレゼンテーションの出だしとして大きな効果があります。

2-3.プレゼンテーションの出だしの例

プレゼンテーションの出だしに使う体験談は、日本で有名な「うさぎとかめ」の話も十分に有効です。もちろんあなたの体験談ではありませんが、同じ子かがあります。

以下は、誰もが知る「うさぎとかめ」の話です。あらすじと教訓について、>Wikipediaさんから拝借します。

  • (あらすじ)ある時、ウサギに歩みの鈍さをバカにされたカメは、山のふもとまでかけっこの勝負を挑んだ。かけっこを始めると予想通りウサギはどんどん先へ行き、とうとうカメが見えなくなってしまった。ウサギは少しカメを待とうと余裕綽々で居眠りを始めた。その間にカメは着実に進み、ウサギが目を覚ましたとき見たものは、山のふもとのゴールで大喜びをするカメの姿であった。
  • (教訓)過信(自信過剰)して思い上がり油断をすると物事を逃してしまう。 また、能力が弱く、歩みが遅くとも、脇道にそれず、着実に真っ直ぐ進むことで、最終的に大きな成果を得ることができる。
  • いかがでしょうか?

    プレゼンテーションの出だしの体験談は、聴衆がその体験談と同じ状況に遭遇した時に、その体験談の結果のようにどのように対処すべきかわかるため、あなたのプレゼンテーションのメッセージをより明確に伝えることができるようになる効果もあります。

    3.プレゼンテーションの出だしから聴衆を魅了するためのテクニック

    どんな話をすれば、プレゼンテーションの出だしから聴衆はあなたの話に最後まで飽きずに耳を傾けてくれるのでしょうか?そのヒントやテクニックをいくつか紹介します。

    3-1.体験談やたとえ話をプレゼンテーションの出だしで交える

    プレゼンテーションの出だしで聴衆の関心をひきつけるためには、ストーリー性の強い体験談などが有効であることは、前章でお話しました。

    プレゼンテーションの出だしで使う体験談は、これからあなたが話すプレゼンテーションの内容と、聴衆の両方に合っていなくてはなりません。

    聴衆に合わせるとは、プレゼンテーションを始める前に、聴取から引き出しておきたい感情と、聴衆に抱かせたいジレンマや考えて欲しいテーマです。

    このようなストーリー性の強い体験談(たとえ話)を使う場合には、プレゼンテーションの内容と、その場にいる聴衆の両方の要素を含んでいないと、体験談の効果が薄くなってしまうためです。

    プレゼンテーションの出だしのネタを考える前に明らかにしておくこと

  • 聴衆の心の中から引き出したい感情は何か?
  • 聴衆に考えてもらいたい重要な点、あるいは悩みは何か?
  • 例えば、あなたはある事業の代表で、あなたの事業が悪化しており、立て直しのために社員を鼓舞しようとしているとします。(これもプレゼンテーションの一種です。)

    そのために、スタッフを集めました。もちろんあなたは、スタッフに3か月から半年の間残業をものともしないで頑張って耐えて、事業の回復に貢献して欲しいと説得します。

    この例では、潜んでいる聴衆(=あなたのスタッフ)の感情は(欲求)不満です。プレゼンテーションの出だしの体験談(たとえ話)には、前述のうさぎとかめの話が使えます。

    プレゼンテーションの出だしの話があまりにも陳腐になってしまうと思う場合、少し脚色をしてみるのも良いでしょう。古い話なら、イマドキ風に。うさぎが超ハイテクな全自動システムを導入して、スタッフは就業時間に居眠りしてて、製造ラインの品質改善を怠っていても良いでしょう。

    3-2.個人的な話をプレゼンテーションの出だしにおりまぜる

    プレゼンテーションの出だしのネタは、笑える話であれば、もっと効果が高いことは言うまでもありません。

    例えばこのような話はいかがでしょうか?


    プレゼンテーションの出だしのネタの例

  • 去りゆく会社の社長が、次期社長に2通の手紙を残した。「会社が危機に直面したら1通目の手紙を開けなさい。あなたを助ける方法が書いてあります。それでも駄目なら、2通目を開けなさい。あなたを救う方法が書いてあります。」とだけ残して。
  • まもなく会社は経営危機に陥って、新社長は先代の言葉通り1通目の手紙を開けた。そこには、「全てを私のせいにしなさい。」とだけ書いてあった。
  • 新社長は全てを先代のせいにした。しかし会社の経営状態は一向に良くならない。困ったすえに新社長は二通目の手紙を開けた。そうしたら、「あなたも2通の手紙を書きなさい」とだけあった。

    この話を読んで面白いと思いましたか?もしあまり笑えなかったら、プレゼン冒頭の冗談がいかに難しいかを証明できたことになります。

    話に真実味を加えるには、私生活の話をそっと盛り込むと効果があります。

    ただ、あまりにも盛り込みすぎると、聴衆をうんざりさせてしまうことがありますので注意が必要です。全ての人があなたの私生活を詳しく知りたいとは思っていないからです。

    3-3.プレゼンテーションの頭出しとなる質問をする

    プレゼンテーションの出だしから、スムーズにあなたのプレゼンテーションの骨子に入れると、聴衆にとっても違和感がないですし、あなたにとっても心が落ち着きます。

    これから企業マーケティングの話をしたい時には、「去年にくらべてマーケティング活動の予算は増えましたか?」、なんて質問も有効でしょう。

    この質問にはさりげなく2つの効果があります。

    まずは、昨年までの不景気によって聴衆が感じていた不満を引き出しています。営業の打ち合わせで先方が不満を引き出し、その不満があなたのプレゼンテーションに合致していれば、プレゼンテーションの効果がアップします。

    また、聴衆にとって明るい未来をつくるためのソリューションがまっている、というメッセージの糸口にもなります。

    プレゼンテーションの出だしとしては有効ですね。

    4.さいごに

    プレゼンテーションの出だしは、あなたのプレゼンテーションを成功させるための先制攻撃のようなものです。ほんのひとつが物語やたとえ話を工夫するだけで、あなたのメッセージを力強くし、聴衆の注意関心をひきつけるためのさまざまな要素があります。

    今すぐ実践してみてください。

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