企業ブログは、ホームページ集客のためのツールとして効果があります。BtoBビジネスでも、企業ブログを展開する企業が増えてきました。
より多くの訪問者を企業ブログに集めるためには、集客のための企業ブログの書き方にしたがってコンテンツを充実させる必要があります。
今回は、より多くの訪問者を集客するために誰でも簡単に実践できる企業ブログの書き方をご紹介します。
バッチリ集客できる企業ブログの書き方
企業ブログの書き方で、最も重要なコツはブログの記事を投稿するタイミングです。
企業ブログの執筆者は、記事の締切に追い回されがちです。企業がマーケティングのKPI（達成指標）として、定期的なブログ記事の投稿がマーケティング活動の評価の1つとして取り上げられることもあるからです。
しかし集客目的の企業ブログでは、ブログ記事の投稿のタイミングや記事の投稿の締切はあまり重要とは言えません。
企業ブログで集客するためには、企業ブログの記事は読み手を考慮すべきです。つまり締切などの書き手側の理由に縛られるべきではありません。企業ブログの記事を読んだ後で、読み手の行動を促す企業ブログ記事こそが、企業ブログとして最も望ましいコンテンツです。
企業ブログのコンテンツは、期限に迫られて「作る」のではなく、読み手の行動を促すために書き手がじっくりと「創る」べきです。
以下、集客するための企業ブログの書き方の8つのコツをご紹介します。これをコツコツとやっていけば、そのうち読者に愛される企業ブログになること間違いなしです。
1. ターゲット読者にとって役に立ちそうな企業ブログのトピックを選ぶ
企業ブログを書く時は、企業ブログで取り上げるトピックを慎重に選びましょう。
企業ブログの書き方がどんなにすばらしくても、企業ブログで取り上げるトピックがターゲットとなる読者の興味関心を得られなければ、当然読み手の心はつかめません。
まだ企業ブログのターゲット読者を絞り込んでいなければ、ペルソナを活用して、想定する読者像を今すぐ作りましょう。
参考 ペルソナの作り方〜マーケティングの現場で活用できる良質なペルソナを作る手順｜カイロスのマーケティングブログ
ターゲット読者の設定に加えて、企業ブログで読み手の購買行動を促すために、想定する読者のBtoB購買行動の段階を想定して、それに合わせたトピックを企業ブログで提供します。
購買行動によって、読者は必要な情報が異なります。購買行動のプロセス段階に最適な、役に立って購買プロセスを前に進めるために便利な情報をあなたの企業ブログで提供するようにしましょう。
参考 BtoBの購買行動プロセスの詳しい解説｜カイロスのマーケティングブログ
あなたの企業ブログで取り上げるトピックは、どのペルソナのどの購買行動の段階をターゲットにしていますか？そして、そのターゲットにとって本当に役に立つ情報を提供できているでしょうか？
2. 読者がクリックしたくなる企業ブログ記事のタイトルを書く
企業ブログ記事の書き方では、記事のタイトルが大変重要になります。
検索エンジンの特定キーワードの検索結果や、FacebookやTwitterの投稿、RSSフィードでは、あなたの企業ブログの記事のタイトルが表示されます。あなたの企業ブログの記事のタイトルを読んで、もっと詳しく知りたいと思えば記事のタイトルをクリックして、あなたの企業ブログに訪問者がやってきます。
企業ブログの記事のタイトルは、このように検索エンジンやソーシャルメディアからの訪問者をあなたの企業ブログに呼びこむ重要な役割を果たします。
ブログ記事のタイトルを決めるときは、いったんブログ記事のタイトルを文字で書き起こして、そしてしばらく時間をおいてからもう一度見なおしてみるようにしましょう。本当に、このタイトルは読み手にとって役に立っているか？そのタイトルを読んであなたの企業ブログ記事の本文を読みたいと思うか？と自分自身に問いただしてみましょう。
企業ブログ記事のタイトルにまだ改善の余地があれば、少しずつ記事のタイトルをチューニングします。
企業ブログの記事のタイトルを決めるときにもペルソナとBtoBの購買行動プロセスの設定が重要になります。ある購買行動プロセスをとるペルソナが、積極的にクリックしたくなる記事のタイトルを設定しましょう。
3. ブログの導入部を書く
企業ブログ記事の書き出し部分にあたる導入部を書きます。読者はブログの導入部を読んで、その後に続く記事の本文を読むかどうかを決めます。
企業ブログ記事の導入部では、ブログ記事のトピックを明確にし、読者が得られる答え（情報）のヒントについて触れる書き方が一般的です。
企業ブログの導入部は、読者のニーズをしっかりと捉えて、読み手をぐっと惹きつけるための工夫をしましょう。読者が得られる答えが、読者の状況と一致するほど、あなたの企業ブログの記事を読み進めたくなります。そのためにも、その企業ブログ記事のペルソナとBtoBの購買行動プロセスの設定は欠かせません。
4. 企業ブログの記事の構成を入念に練る
企業ブログの記事の本文は、記事のタイトルと導入部と並んで重要です。企業ブログの記事のタイトルとブログ記事の導入部分がすばらしく、読み手の心をつかんでいても、企業ブログ記事の本文が読み手の期待値を満たさなければ、逆効果になりかねません。
企業ブログ記事の書き方のコツは、本文を一気に書き始めないで、まずは箇条書きなどで本文に書くべき文章の骨子を作成します。
企業ブログの記事を箇条書きにしたら、整理された文章で、あなたの主張が明確になっているかをチェックしましょう。企業ブログ記事の本文が箇条書きで論理構成がしっかり完成したらはじめて、ブログ記事の本文を書き出しましょう。
5. 企業ブログ記事に深みを付け加える
ブログ記事の書き方をマスターしたら、さらにあなたのブログ記事に深みを与えるように努力しましょう。
あなたのブログ記事に思考の深みや、読者の心に響くメッセージを届けるためには、以下の5つのポイントに注意して、再度あなたのブログ記事を読み直してみましょう。
あなたのブログ記事に深みを増すためのポイント
説明の例やメタファーを増やす 自分の意見をできるだけ述べる 読者の理解を深めるための参考記事（リンク）などを付け加える 理解の助けになる画像や図表を付け加える 対立する議論を想定して、自分の意見が浅すぎないか検証する
上記のポイントであなたのブログ記事を読み直してみて、文章の校正をします。
ブログ記事に深みをつけるための推敲は、箇条書きでブログ記事を書き起こした時に行います。骨子の推敲の後、ブログ記事の本文を書き上げたらもう一度、ブログ記事に深みをつけるための推敲をしてみましょう。
6. あなたのブログ記事を読み終わったあとでとってもらいたい行動を設定する
企業ブログを書く目的は、見込み客情報の獲得や商談につながる見込み客探しでしょう。そのために、あなたの企業ブログの記事を読み終わった読者の購買行動プロセスを先に押し進めなくてはなりません。
企業ブログ記事では、記事の最後に購買行動プロセスを進めるためにとってもらいたい行動を明確にします。BtoBの購買行動プロセスのどの段階に向けた記事を書いているかを意識しましょう。
導入のための製品比較のポイントなどの情報を提供している場合、読者にとってもらいたい行動は「資料請求」や「問い合わせ」、自社製品サイトへの誘導です。
一方で、購買行動プロセスの初期の段階をターゲットとしたブログ記事を書いている場合には、ハウツー関連の資料ダウンロードや、関連ブログ記事への誘導かもしれません。
ブログ記事内の最後に、「まとめ」として次にとってもらいたい行動を文章で書いたり、バナーを活用して目立たせると効果的です。
7. ブログ記事の品質をチェックする
企業ブログの記事を書き上げたら、最後にブログ記事のチェックをします。
企業ブログでは、HTMLタグのとじ忘れなどによるレイアウトの崩れや、誤字脱字のチェックをしましょう。こうした細かいミスで企業ブログの品質を落として、読者の信頼が得られなくなってしまいます。
企業ブログをアップする曜日や時間帯によってアクセス数が大きく異なる場合には、企業ブログの記事を投稿する時間も考慮に入れましょう。最近のブログツールでは、予約投稿機能で指定した時刻に完成した記事がアップできます。
8. あなたのブログ記事をプロモーションする
企業ブログにより多くの訪問者を集めるために、プロモーションを忘れてはいけません。
最低限でも、FacebookやTwitter、RSSなどで新着記事情報を提供しましょう。
ソーシャルメディアでの新着記事情報の提供は、あなたの企業ブログの記事への被リンクとなるため、SEOの効果が見込めます。
まとめ〜企業ブログの書き方〜ホームページの集客効果をアップするための8箇条
企業ブログの書き方のルールを守れば、徐々にあなたの企業ブログの訪問者が増えます。
企業ブログをリードナーチャリングの一環と考えて、見込み客の獲得から購買にいたる一連のプロセスで接点を作り、見込み客の購買プロセスに有益な情報を提供すれば、営業引合いや売上アップにつながります。
企業ブログは、見込み客を獲得するための集客に欠かせません。良い企業ブログの書き方を身につけて、より多くの見込み客をあなたのホームページや企業ブログに集客できるようにしましょう。