Facebookは企業のソーシャルメディア・マーケティング活動として最も取り組みやすいメディアのひとつです。
自社のFacebookページを持って、「いいね」をしてくれるファンのフィードへと自社の投稿を表示させます。
Facebookはファンの好みにあった投稿をフィードへと表示させる仕組みがあります。この仕組みには、エッジランクというFacebookのアルゴリズムが使われています。
Facebookで「いいね」をしたページが表示される仕組み
FacebookはFacebook上で友達になったり、特定のページを「いいね」したり、フォローすると自分のタイムライン上にコンテンツが表示されるようになります。
ソーシャル・メディア・マーケティングでは、自社のFacebookページを作成して、「いいね」いていただいた方々のページに表示させ、より多くのユーザと接点を持てるようにします。
「いいね」をした方のページに自社のFacebookが表示されることを、「リーチ」と呼びます。「リーチ」は露出数を示す値であり、Facebookを使ったソーシャルメディア・マーケティングでは重要な指標の一つです。
リーチはFacebookページの投稿毎に測定されます。その結果は、Facebookページのインサイトから確認できます。
Facebookのリーチの種類
Facebookには3種類のリーチがあります。
オーガニックリーチ 有料リーチ 口コミ
オーガニックリーチとは、Facebook上のフィードでコンテンツをみたユーザ数です。ニュースフィードや直接Facebookページを訪れて見たコンテンツも含みます。
有料リーチはFacebookの広告を通じてコンテンツをみたユーザ数です。支払う費用によって、リーチ数を制御できます。
口コミとは、友達の「いいね」や「シェア」によってコンテンツをみたユーザ数です。つまり、ユーザの行動によって、伝播する度合いとなります。コンテンツがウケればより多くの口コミリーチが得られます。
Facebookのリーチでは、まずはオーガニックリーチと有料リーチを稼ぎ、コンテンツの面白さ・有益さで口コミを稼ぎ、総合的なリーチ数を得ます。言い換えれば、「露出」x「反応」でFacebookのリーチが決まります。
有料リーチは広告費用をかければより多くのリーチが得られます。
Facebookマーケティングでは、オーガニックリーチを如何に稼ぐかが第一のカギです。
エッジランクがFacebookのリーチを左右する
Facebook上でのコンテンツの表示方法には、「最新情報」と「ハイライト」があります。最新情報では、文字通り最新の投稿が表示されますが、ハイライトでは、そのユーザにマッチしたコンテンツが優先して表示されます。
Facebookの表示では「ハイライト」がデフォルトの設定になっていますので、ほとんどのユーザが「ハイライト」を選択しています。
エッジランクは、「ハイライト」の際の個々のユーザへのマッチの度合いを決定します。したがって、企業マーケターなどのFacebookのページの運用者は、エッジランクを最重要な指標とみなしています。
エッジランクの仕組み
エッジランクは(親密度)と(重み)と(経過時間)で決まります。
エッジランクにおける親密度とは、ページの訪問数やコメント、シェア、タグ付けやメッセージなどのコミュニケーションから判断される関係性です。
エッジランクによる重み付けは、親密性における各コミュニケーションの重要度の設定であり、各コミュニケーションはスコアとして数値化されています。エッジランクの重みは、動画、写真、リンク、コメント、いいねの各行動でその加点度合い(重み付け)が異なっています。
経過時間は、フィードアイテムが追加されてから、もしくはコメントやいいね、シェアがされてからの経過時間です。時間が経てばたつほど、ページのフィードに表示されなくなります。
Facebookでより多くのリーチを獲得して露出を高めるためには、エッジランクの理解は欠かせません。
エッジランクの重要な要素は、ここで紹介した親密度、重み、経過時間ですが、これらが具体的にどのように計算されているかは公開されていません。
エッジランクの計算は微妙に変化する
エッジランクによって、あなたのFacebookのページ露出度合い(リーチ)は変わってきます。
ここ最近の傾向では、オーガニックリーチが減少傾向にあります。こちらで感じている傾向としては、
リンクや動画の投稿がフィードによく流れるようになった コメントが多い投稿がフィードによく流れる 一方でリンク投稿が主なページは表示されにくくなった
というものがあります。みなさんはいかがでしょうか?
まとめ|Facebookのエッジランク
Facebookのエッジランクは理解頂けましたでしょうか?企業でFacebookでのマーケティングを検討・実施している場合には、エッジランクの理解は不可欠です。
Facebookではエッジランクを意識して、ファンにとって身近な興味のある話題を視覚効果高く、定期的に投稿し続ける活動が求められます。