メルマガとは?今さら聞けないメルマガの基礎知識

2017年10月05日

メルマガとは、メルマガ登録者とのメールを使ったコミュニケーションであり、個人に届けやすいだけでなく、費用も技術もお手軽に始めることができるため多くの企業で活用しています。

すでにメルマガ配信を実施しているけどいまいちよく分かっていない、これからメルマガを始めるために基本から学びたいというメルマガ運用担当者に向けて、メルマガの基本をまとめました。

メルマガやメールマーケティングを始めるための分かりやすい手順書を無料公開しています。
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メルマガとは?

メルマガとは、メールマガジンの略で、Webサイトの運営者などから購読希望者に対して定期的に電子メールで一斉配信される雑誌(マガジン)のことを指します。

メルマガは、メールマーケティングの種類の一つです。メールマーケティングには、メルマガ以外に、ステップメール、ターゲットメールなどがあります。

メルマガは、メルマガの購読を読者自ら希望して登録するので、基本的には登録者を細かくセグメントしたり自社サイト内での行動履歴に応じて配信する内容を変えたりしないという点で、ステップメールやターゲティングメールと異なります。

もちろんメルマガでも男女でコンテンツを送り分けるようなことはありますが、メルマガを配信する度にセグメンテーションを変更することはあまりしません。細かくセグメントをしないのがメルマガとここでは定義させてください。

メールマーケティングについては「覚えておきたいメールを活用したマーケティングの基礎」にまとめております。合わせてご覧ください。

メルマガを送る目的とは?

次にメルマガ配信の目的について考えていきましょう。企業はなぜメルマガを送り続けるのでしょうか?

メルマガにはさまざまな目的がありますが、おおよそ3つの目的に分類できます。「啓蒙・教育」、「販売促進」、「既存客のファン化・ロイヤル化」の3つです。

メルマガの3つの目的についてそれぞれご説明しましょう。

啓蒙・教育

メルマガの目的の1つめは「啓蒙・教育」です。自社の製品・サービスにまだ興味のない見込み客に対して、まずは興味を持ってもらうことを目的としています。

メルマガを通じて自社や自社の製品に興味を持ってもらう前に、まずは自社の属する業界や業界のトレンド情報にもっと興味・関心を持ってもらう必要があります。

そのためにメルマガで、世間で話題になっている業界ニュースを取り上げたり、専門家や著名人のインタビューを取り上げたりします。

販売促進

メルマガの配信目的の2つめは「販売促進」です。販売促進目的のメルマガは、多くの企業で実施しています。

販売促進目的のメルマガの内容は、キャンペーン情報を配信したり、セミナーの情報を配信したり、クーポンの発行をしたりと多種多様です。自社に興味を持っていただいた見込み客には、自社や自社製品についても知ってもらわなければ、競合に見込み客を取られてしまいます。そのためメルマガという手段を通じて、定期的に情報を届けます。

販売促進を目的としたメルマガには注意点があります。

販売促進目的のメルマガで、自社のキャンペーン色が強く、読者が購読するメリットが薄いと感じたり、しつこいと感じたりすれば、メルマガの購読解除をされてしまいます。メルマガの購読解除をされないために、販売促進目的のメルマガは頻度やトーン・マナーに気をつけて配信しましょう。

既存客のファン化・ロイヤル化

メルマガ配信目的の3つめは、「既存客のファン化・ロイヤル化」です。既に自社製品やサービスを購入ないし利用しているお客さま向けのメルマガとなります。

製品やサービス販売の流れにおいて、自社製品を購入し、利用開始していただけたら、次に目指すのはLTVの最大化です。お客さまの利用継続を促進したり、関連商品を購入してもらったりすることでLTVの最大化を目指します。

メルマガは既存のお客さまに対しても非常に有効な手段です。このメルマガは販売促進が目的であるメルマガと比較して反応が良いのも、ファン化・ロイヤル化狙いのメルマガの特長です。

LTV(顧客生涯価値)とは?
LTV(顧客生涯価値)とは「Life Time Value」の略です。
詳しくは「 LTV(顧客生涯価値)の意味と計算・算出方法の解説」にまとめております。合わせてご覧ください。

メルマガでよく使う6種類のコンテンツ

メルマガの目的それぞれに合わせて、どんなメルマガの内容(=コンテンツ)を使うと良いのでしょうか。

今回はメルマガの代表的な6つのコンテンツとそれぞれの使い分けをご紹介します。もちろんこれ以外にも存在すると思いますが、代表的なメルマガのコンテンツとして覚えておくと、メルマガを作成する際の役に立つかもしれません。

例えば、事例の紹介は既存客に対して使えば、活用アドバイスのようにファン化・ロイヤル化につながることもあります。専門家の話も、自社製品を選んでいただく動機付けとして使えば販売促進になることもあります。

コンテンツの種類が6つ存在していたことを意識してメルマガを書くと、メルマガのコンテンツ選びに困ることは少なくなるでしょう。

啓蒙・教育目的のメルマガコンテンツ

  • 著名人/専門家の話
  • 最新の業界ニュース
  • 「啓蒙・教育」を目的としたメルマガのコンテンツはまだ自社や自社の業界にすら興味関心を持っていない人がターゲットとなります。著名人や専門家へのインタビューや見解の要約などを配信して、コンテンツに権威づけをすることができます。

    権威づけされたメルマガコンテンツは企業の製品情報のメルマガコンテンツよりも、読者にとって自然に受け入れやすい情報であり、結果的に自社に興味を持ってもらうためには効率的なアプローチです。

    販売促進目的のメルマガコンテンツ

  • キャンペーン告知
  • 成功事例・失敗事例
  • 「販売促進」を目的としたメルマガコンテンツはイメージしやすいでしょう。もっともよく見かけるメルマガです。

    自社の製品やサービスの購入をしてもらうことを狙って配信するメルマガです。割引クーポンや体験版の告知などもキャンペーン告知の一つです。

    また販売促進のコンテンツには、既に利用しているユーザーの成功事例や自社の製品を利用しなかった際に発生した失敗事例を紹介することを通じて、自社製品をアピールするというものもあります。

    既存客のファン化・ロイヤル化目的のメルマガコンテンツ

  • 製品/サービスの活用アドバイス
  • 関連製品/サービスの紹介
  • 「既存客のファン化・ロイヤル化」を目的としたメルマガコンテンツは、既存のお客さまに対して、もっと自社や自社の製品のことを好きになってもらったり、もっと利用頻度や利用額を上げてもらったりすることを狙って配信するメルマガです。

    既存ユーザーに対して更に活用促進してもらうために、「こんな活用方法ありますよ」と活用アドバイスの案内を送ることも一つのアプローチです。

    また関連製品やサービスを紹介して、アップセルやクロスセルを狙うこともファン化・ロイヤル化につながるアプローチです。ケータイ会社がオプションサービスやケータイのアクセサリーを用意しているのもその一例です。

    メルマガの形式

    メルマガには、2パターンの形式があります。HTML形式とテキスト形式です。

    HTML形式のメルマガは画像を入れることやレイアウトを変えることができるので、見た目をきれいに整えることができます。一方、テキスト形式のメルマガは文字のみで構成されており、レイアウトやデザインなども文字で表現することしかできません。

    BtoBマーケティングにおけるのメルマガでもHTML形式のメルマガは増えてきています。ただし気をつけなければならないのは、HTML形式のメールは受信者側の環境によっては受け取れない・表示できない場合があります。その場合は、メール本文が空白となってしまいますので、マルチパートメールという方式で配信することをおすすめします。

    マルチパートメールについて
    マルチパートメール配信については「マルチパートメール配信でHTMLメールの開封率をアップしよう」にまとめておりますので、合わせてご覧ください。

    メルマガを配信する方法とは?

    メルマガを配信する方法は数多くあると思いますが、ここでは代表的な方法のみ紹介させていただきます。

    Microsoft ExcelとOutlookを使う

    MicrosoftのExcelとOutlookさえあれば無料でメルマガを配信できる方法です。

    メール本文はOutlookのメーラーを使いHTML形式で作成します。パソコン上にフォルダを作成してフォルダの中に、Outlookで作成したメールのテンプレート、Excelで作成したメルマガ配信リスト、添付ファイルを保管します。

    Excelの開発機能を使ってVisual Basicで宛名や会社名の差し込みをするためのコードを書くなど、少し手間と知識は必要ですがWeb上にサンプルのコードを公開してくれている記事もたくさんあるので、参考にしながら実践してみるのも良いでしょう。

    Google Apps Scriptを使う

    OutlookではなくGmailを使っている、というかたもいらっしゃると思います。

    もちろんGmailでもメルマガ配信システムを自作することはできます。厳密に言うと、Gmailを使うのではなくGoogleスプレッドシートとGoogleドキュメントを使います。

    ドキュメントにメルマガ本文のテンプレートを作成し、スプレッドシートで配信リストを管理します。Excelと同様にテキストエディタを使って、コードを書きますので、やはり少し手間と知識が必要となります。こちらもWeb上に記事はたくさんあるので、参考にしながら実践してみてください。

    またメルマガ配信にGmailを使用する際の注意点としては、1日あたりのメール送信数の上限が2000通(試用アカウントの場合は500通)となっています。上限を超えると24時間アカウントが停止されます。つまり1日に送るメルマガの数は1999通以内に抑える必要があります。2000通以上配信したい場合は、日を分けて配信するなど注意が必要です。

    さらに、メール1通あたりの宛先数は2000件(外部の場合は500件)が上限となっています。メルマガは外部に送るものなので、1通の宛先数は499件に抑えなければなりません。1000名のメルマガ登録者に送りたい場合は3回に分けて配信する必要があります。

    BCC配信を使う

    OutlookでもGmailでも、どんなメールシステムでも利用できるのがBCCによる配信です。BCCとはブラインド・カーボン・コピー(Blind Carbon Copy)の略です。BCCに入力された宛先はTOやCCに入力された宛先の受信者には表示されません。

    BCCにメルマガ登録者のアドレスを入力して配信するという方法もあります。無料かつ知識も手間も不要なので、最も手軽に取り組める方法かもしれません。

    しかし、この方法だと誤ってCCなどに宛先を入れてしまった際に個人情報の漏洩になるので非常にリスクが高いです。また、BCCに大量のアドレスを入れてメール配信をし続けるとプロバイダやキャリアが迷惑メールだと認識して受信ブロックをしてしまう可能性もあるので、登録件数が多い場合にはあまりおすすめできません。

    メール配信ツールを使う

    メルマガ配信は手軽に始められるから取り組みたいのに、コードを書く必要があったり、送信数に制限があったりするのが面倒だと思われるでしょう。

    メルマガ配信ツールを使えば、メルマガの作成と配信が簡単になるだけではなく、メルマガ登録者を集めるために必須のメルマガ登録フォームの作成や、メルマガ解除機能、配信予約などの配信管理機能も実装されています。

    メルマガ配信ツールには無料のものと有料のものがあります。

    無料のものは「メルマガ配信スタンド」とも呼ばれ、スタンドに登録されているメルマガの中から読者が好みのメルマガを選んで購読する仕組みです。

    有料のメルマガ配信システムは登録フォームの設置などをしなければならないため少し手間がかかりますが、無料のメルマガ配信システムと違って広告が入らないというメリットがあります。BtoBマーケティングでメルマガに取り組みたい場合には有料のものを選ばれることが多いようです。

    マーケティングオートメーションを使う

    最後にご紹介するメルマガを配信する方法はマーケティングオートメーションです。

    マーケティングオートメーションはメール配信ツールではありませんが、ほとんど全てのマーケティングオートメーションツールにメール配信機能が搭載されています。

    他の方法と最も異なるのが、マーケティングオートメーションを使えばメルマガの開封率、リンクのクリック率などが確認できる点です。さらにクリックした後、メルマガ登録者が自社サイトのどんなページを閲覧しているのかといった行動履歴も確認することができます。行動履歴を確認することで、メルマガ登録者がどの程度自社製品に興味があるのかを推測することができます。

    マーケティングオートメーションの基本
    マーケティングオートメーションについてもっとしく知りたい方は、当ブログの「たった5分で理解するマーケティングオートメーション」が参考になります。合わせてごらんくださいませ。

    おわりに

    いかがでしたか?これからメルマガを始めるというかたも、すでに実施しているが改めて基本を確認したかったというかたも、改めてメルマガの基本知識を学んでいただけたかと思います。
    本記事を皆さまの業務のお役に立てていただければ幸いです。

    また記事の下にメルマガとメールマーケティングのはじめ方をまとめた無料のダウンロード資料をご用意しております。ダウンロードして業務にお役立てください。