開封してもらえるメールの件名の法則〜担当者が知っておきたい今すぐ使える3つの方法

2016年02月17日

メールの件名は、メールの本文よりも重要な要素です。そもそもメールの件名が受信者にとって重要でない場合は、あなたのメールを読んでもらえません。

メルマガを書いていると、締め切りに追われながらメルマガ本文を書くことに疲れて、メールの件名を考えることに手を抜いてしまうこともあるでしょう。せっかくの良いメール本文も、メールの件名が十分でなければ、読まれることもなくなってしまいます。

メールの件名はキャッチコピーのような性質をもっていますが、いくつかの基本的な法則を守れば、誰でも相手の注意を引くメールの件名を作れるようになります。

1.メールの件名がメールの開封率を左右する

メールの件名によってメールの開封率が大きく変わります。これは、メルマガを一斉送信する場合でも、ビジネスメールで相手に読んでもらいたいメールを送るときでも同じです。

1-1.メールの件名で開封すべきかどうかを瞬時に判断している

メールの受信者は、表示される送信者と件名の一覧を見て、そのメールを開封するかどうか決めます。重要でない、もしくは自分に関係が無いと思ったメールはその場で開封しません。このように開封が後回しになったメールを後日開封する確率は一気に低くなります。

かといって、メールの件名をメールの本文の内容以上に過剰に表現することも問題です。

メールの件名でメールの内容を具体的に表現することは、マーケティングのためではなく、メール送信のエチケットともいえます。ビジネスのメールであれ、何のメールであれ、その件名は内容を一言で簡潔に表現するべきでしょう。

シンプルかつ力強いメールの件名を作るために
メールの件名をシンプルかつ力強くするためには、バリュープロポジションの考え方が参考になります。バリュープロポジションは日本語に訳すと「提供価値」になります。バリュープロポジションについては「良いバリュープロポジションを作る5つのコツ|カイロスのマーケティングブログ」が参考になります。

過剰に表現したメールの件名を送り続けると、送信者をみて受信者は「また営業メールか」と認知してメールの件名がいくら魅力的でもメールを開封することはありません。

1-2.このようなメールの件名は好まれない

それでは、あまり好まれないメールの件名について、いくつか例をあげて紹介します。みなさんもこんなメールの件名に見覚えがあるのではないでしょうか?

<良くないメール件名の例>

  • カイロスのメールマガジン Vol. 35
  • これらは、非常によくあるメールの件名のパターンです。このメルマガのファンかブランド力のある会社が発行しているメルマガ以外にはあまり効果がないでしょう。例えファンであったとしても、メールの件名や送信者名からメールの内容がみえてこないため、忙しいときにはどうしても後回しにされてしまいます。一旦後回しにされたメールは、忙しい読者が読むことはないでしょう。

    <良くないメール件名の例>

  • カイロスマーケティングからのお知らせ:10月8日号
  • このメールの件名も、先ほどメール件名の例と同様にあまり好まいとは言えません。メールの内容が送信者からの「お知らせ」であるということは分かりますが、もう一歩踏み込んでお知らせの内容もしくは概要を件名に反映させたいところです。

    <良いメール件名の例>

  • 開封率が高いメールの件名の特徴を学ぼう
  • このメールの件名なら、メールの内容が一目見ただけで理解できます。興味があれば、すぐにメールを開封してもらえるだけでなく、メール開封時のメール内容への期待値もセットできます。

    このようにメールの件名は必ずメールの内容を簡潔に表現すべです。

    それでは、メールの開封率を引き上げるメールの件名の3つのポイントについて次から説明していきます。

    2. A:開封のメリットをメールの件名に含める

    メールの件名を考えるときは、必ず受信者の立場で考えましょう。できる限り、ペルソナでメール受信者について人物像をあきらかにしておくと、より効果的にメールの件名が作成できるようになります。

    ペルソナについて
    ペルソナとは、あなたの製品やサービスの理想の顧客の人物像です。マーケティングの現場ではペルソナは欠かせません。ペルソナを活用するメリットやペルソナの作り方については「誰でもできるペルソナの作り方〜マーケティングの現場で活用できる良質なペルソナを作る手順|カイロスのマーケティングブログ」にまとめてあります。こちらも是非ごらんください。

    メールの受信者は、なぜあなたのメールを開封するのでしょうか?この答えは簡単です。

    2-1.開封のメリットがわかりにくいメールの件名の例

    メールの件名をみただけで、受信者はそのメールを開封する意義があると判断すれば即座に開封します。つまり、受信者にとってのメリットがメールの件名に表現されていなければ、開封する動機とならず、そのメールは開封されません。

    <良くないメール件名の例>

  • ○×イベントに出展します
  • メールの件名から、このメールの内容はおおむね想像できますが、受信者にとってのメリットが明確に打ち出せていません。メールの受信者が、その展示会に足を運ぶことを検討する理由付けとしては不十分です。

    このようなメールの件名を見かけることがありますが、少々送信者中心の視点すぎると思います。(ただ、担当者のイベントに関する想いはよく理解できます。)

    2-2.開封のメリットが十分に伝わるメール件名の例

    一方で、これから紹介するメールの件名はいかがでしょうか?

    <良いメール件名の例>

  • △△のソリューションのデモを○×イベントで実施します
  • メールの件名からこのメールの内容が簡単に推測できます。△△ソリューションに興味のある受信者であれば、このメールは高い確率で開封するでしょう。通常デモを見る機会が少ない受信者にとって、そのメールを開封するメリットが伝わると同時に、あなたの会社が展示会に出展するという情報も伝わっています。

    3. B:メールの件名で「今すぐ」開封すべきであることを伝える

    メールの件名だけを受信箱でチェックし、後で読もう、と思ったメールをあなたは後ほど見ていますか?

    メールの件名や送信者から、メルマガであると判断した場合は、後からそのメールを読む機会は圧倒的に少なくなるでしょう。

    3-1.時間とともに開封率は低下する

    事実、当社のマーケティングオートメーション「Kairos3」を使って当社が送信するメルマガの開封率をチェックしてみても、メール送信から1-2時間で開封のピークを迎えて、その後の開封率は圧倒的に減少する傾向にあります。

    したがって、メールの件名では「今すぐ」このメールを開封すべきである旨をアピールするべきです。「個数」や「期間」などを具体的にメールの件名に盛り込むと、「今すぐ」開封する理由につながりやすいと言われています。

    3-2.今すぐ感が伝わらない好ましくないメールの件名の例

    さっそくいくつかのメール件名の例をみてみましょう。

    <好ましくないメール件名の例>

  • 【読者限定】開封されるメルマガ講座を開講します
  • メールの件名でターゲットを限定するのは好ましいと言えます。私のための特別なメールである感じが伝わるからです。しかし、読者限定という表現だけでは「今すぐ」メールを開封すべき理由に乏しいと言えます。

    2-3.今すぐ開封したくなるメール件名の例

    先ほどのメール件名の例をもう少し具体的に変更してみましょう。例えば、こんなメールの件名はいかがでしょう?

    <好ましいメール件名の例>

  • 40名限定|開封されるメルマガ講座を○月×日に開催
  • 先ほどと同じくセミナーの案内のメールの件名の例ですが、座席数を具体的に表現することによって、「今すぐ」開封して申し込まなくてはならないことが伝わるようになります。

    いかがでしょうか?

    3. C:メールの件名をユニークにする

    ユニークなメールの件名は、受信者をひきつけます。ところがメールの件名で、プロのキャッチコピーのようなユニークさを出しながら、受信者のメリットと「今すぐ感」を同時に表現する方法を身につけるのは至難の業です。

    そこで少し簡単にユニークさを出すメールの件名の作り方を紹介しよう。

    3-1.他社にはなく自社にあるポイントを明確にする

    「他社にはなくて自社にしかない」部分を明確にしたり、本来なら相反するような単語を入れ交ぜる方法があります。

    ユニークなメール件名の代表的な法則

  • 他社にはなくて自社にはある部分を明確にする
  • 本来なら相反するような単語を織り交ぜる
  • 前者は、まさにバリュープロポジションの考え方が役に立ちます。バリュープロポジションのように、自社にしかできないオンリーワンをメールの件名で表現できれば、必然的にユニークなメールの件名になります。

    3-2.相反する事象をメール件名に含める

    後者は、「働かなくてもサクサク収入が増える」、「毎日たった5分で効果UP」などのように、普通ならそんなことありえないということをメールの件名で表現します。このようなメールの件名は受信者の心をつかみやすくなります。

    この表現では、メールの内容と必ずマッチさせるよう注意しましょう。メールの件名で過大に表現をしてしまうと、メール開封前に受信者の期待値が極度に高まり、メールの内容を読んでがっかりします。この期待値のギャップが失望感をうみだし、ブランドに影響を与え、今後の営業につながりにくくなってしまいます。

    今後メールを開封してもらえなくなれば、メールソフトによって迷惑メールフォルダに自動分類されやすくなってしまいます。

    まとめ:開封してもらえるメールの件名の法則

    メールの件名によってメールの開封率が大きく左右します。メールの件名では、メール本文の内容のユニークさを強調しながら、受信者にとって今すぐ開封するメリットを伝えるようにしましょう。

    ここで紹介した開封してもらえるメール件名の3つの法則を覚えるだけで、あなたのメールの開封率がグッと改善するでしょう。

    • このエントリーをはてなブックマークに追加


    RSSとツイッターでも購読できます

    カイロスのマーケティングブログは、RSSとツイッターでもお届けしています。みなさまのBtoBマーケティングにお役に立てる質の高いコンテンツの提供を心がけています。

    RSS RSSで購読する       Twitter ツイッターで購読する