確かな効果が実感できるメルマガテンプレートのまとめ

メルマガのテンプレートは、メルマガを運用する場合には必ず用意しておきましょう。
メルマガのテンプレートによって、あなたのメルマガの統一感が出るだけでなく、メルマガ作成の作業効率も良くなります。
それだけでなく、メルマガのテンプレートは、メルマガの反応率の改善にもつながります。反応が良いメルマガからは、より多くの売上が期待できます。
メルマガはこのように担当者のちょっとした工夫で事業拡大にもつながる強力なツールです。
今回は、メルマガの効果改善を実感できるためのメルマガのテンプレートの作り方とその運用方法について紹介します。
この記事のもくじ
1.メルマガのテンプレートにはこんな効果があります
メルマガのテンプレートを活用すると、メルマガ作成のための時間短縮につながるだけでなく、メルマガ読者に対するブランディングの効果もあります。
1.メルマガのテンプレートでメルマガのレイアウトやコンテンツの統一感が出る
メルマガのテンプレート活用は、あなたのメルマガのブランディングにつながります。
メルマガのレイアウトやコンテンツをテンプレートを活用すると、あなたのメルマガに統一感がでます。
メルマガをテンプレート化して、毎回決まったレイアウトや文章で届ければ、メルマガの内容だけでなくメルマガの視覚効果からも、読者の記憶に影響します。メルマガの内容に加えて、メルマガの知覚・視覚効果がブランドにプラスの効果を与えます。
ブランドとは、会社や製品など「個」に抱く知覚(イメージ)の総称です。お客さまや市場などの社外の人々が持つイメージだけでなく、社員や株主などの内部の関係者が持つイメージも含みます。(参考:「ブランドとブランディングの違い|マーケティング用語集」)
あなたのメルマガにテンプレートを活用していれば、メルマガの担当者や執筆者が異なる場合でもメルマガで統一感を演出することができるため、マーケティングの業務面でもプラスの効果が期待できます。
あなたに届くメルマガのうち、まったく読まない、もっと言えばうっとうしいと思うメルマガに似たテンプレートを作らないようにしましょう。あなたのメルマガも、そのようなメルマガと同じカテゴリーとしてみられてしまうかもしれません。
2.メルマガのテンプレートを活用すると作業効率がよくなる
メルマガのテンプレートをあらかじめ準備しておけば、メルマガを効果的に作成できるようになります。
メルマガのテンプレートで、取り上げるコンテンツ数とおおよその文字数、レイアウトを決めておけば、それに合わせたコンテンツを作成するだけです。もちろん社内の技術部門や他の部門にメルマガの執筆を依頼する場合でも、作業の効率化がみこめます。
また、テンプレート化によって発生する作業が予測できるため、工程管理やスケジューリングにも役立ちます。
メルマガのテンプレートは、メルマガの目的別に用意しても良いでしょう。ニュースレターや、展示会・セミナーのご案内、展示会来場の御礼など、徐々にテンプレートを増やしていきましょう。
3.メルマガのテンプレートで効果測定がより正確に
メルマガのテンプレートは、メルマガの開封率やクリックスルー率などの効果測定に役立ちます。
メルマガのテンプレートを活用するとメルマガ読者の反応を、コンテンツがもたらす効果と、レイアウトによる効果に分けることができます。
同じテンプレート(レイアウト)でコンテンツを変えて、読者の反応が良くなれば、それはコンテンツによる効果です。
一方で、似たようなコンテンツでテンプレートを変えて、レイアウトや装飾を変えた場合に読者の反応が良くなれば、それはレイアウトや装飾による視覚効果が影響しています。
メルマガのテンプレート化によって、メルマガの効果測定のブレークダウンがこのように簡単になります。
メルマガ開封率やクリックスルー率の一般的な数値や平均値は、「【総集編】メルマガ開封率の平均とメルマガ開封率を最短で改善する方法」にまとめました。ご参考になれば幸いです。
メルマガのテンプレートの作り方と使い方
メルマガのテンプレートは、メルマガのコンテンツのあらゆる場所で活用ができます。
メルマガでは、あなたのメッセージをしっかりと伝えながら、メルマガを通じて読者の購買行動をうながすようなコミュニケーションを目指します。
そのためには、ここで紹介する4つの要素をあなたのメルマガのテンプレートで考えておかなくてはなりません。以下は、メルマガのテンプレートの代表的な例です。

0.件名やタイトルのテンプレート化
メルマガのタイトルは、メルマガの開封率に大きく影響します。
受信者の受信箱に届いたメルマガの件名をみて、受信者はそのメールを開封するかどうか決めます。したがって、受信者にあなたのメルマガの内容が伝わりやすくするために、シンプルかつ具体的、そしてわかりやすいメルマガの件名を心がけましょう。
メルマガの件名は、このようなポイントを含めながら、テンプレート化が可能です。以下、メルマガの件名のテンプレートに使えそうな、代表的なメルマガの件名のパターンを紹介します。
項目 | 概要 |
---|---|
ノウハウ型 | 企業のメルマガでは一番多いタイプ。専門性が重視されるBtoBビジネスではこの形態をよく利用します。 (例)◯◯する方法 |
疑問型 | 読者が抱く疑問をそのままメルマガの件名にする方法。 (例)○○の理由とは? |
限定型 | セミナー集客などに利用します。 (例)無料セミナー開催!先着◯◯名 |
◯◯型 | 言葉を隠して読者の興味をひきつけます。 (例)たった◯◯しただけで売上が5倍に |
この中で使えそうなメルマガの件名のパターンは、あなたのメルマガでもテンプレートとして活用してください。
メルマガ読者の反応の良いメルマガタイトル(件名)の探し方の詳細は、「読み手の反応があるメルマガタイトルの探し方|カイロスのマーケティングブログ」にまとめてあります。こちらも合わせてごらんください。
1.メルマガ導入部分のテンプレート化
メルマガのテンプレートを、メルマガの導入部分で活用してみましょう。
メルマガの導入部分は、メルマガ開封時の読者のファーストビューになる大事な部分です。続くメルマガの本文をしっかり読んでいただけるよう、ファーストビューで読者の注意関心をひきつけましょう。
メルマガの導入部では、ヘッダータイトルを利用する企業が多くあります。印象に残るヘッダーをメルマガのテンプレートに活用しましょう。
法人企業のメルマガでは、まだテキストメールを採用する企業がほとんどです。テキストメールのヘッダーでは、罫線をうまく活用します。
例えば、メルマガのヘッダーの装飾はこんな感じです。メルマガのテンプレートにこのような装飾を加えておきます。
★★────────────── メルマガ◯月◯日号
<タイトル>
──────────────────────────★★
メルマガの飾りでは罫線や記号・マークを利用して目立つようにします。ただし、罫線や記号でも機種依存文字を使わないようにしましょう。メルマガ本文の文字化けにつながり、読者からのクレームの対象になりかねません。
続く導入部では、メルマガの読者があなたのメルマガ本文を読んでもらえるよう、シンプルかつ読者にとって役に立つ情報が本文にあることをアピールします。
2.メルマガの見出しのテンプレート
メルマガの見出しの装飾も、テンプレートにしておきましょう。なぜなら、メルマガの見出しはメルマガ本文で重要な役割をするからです。
見出しが無いメルマガでは、なんとなく文章量が多く読みにくく感じるだけでなく、文章全体がのっぺりしてしまい、重要部分のメリハリがつきにくくなります。このようなメルマガの本文は、読みにくいため読者の反応が良くない傾向にあります。
したがって、メルマガの見出しを目立つようにして、メルマガで伝えたいメッセージをメルマガの見出しを読むだけでわかるようにしておきます。
このようにメルマガの見出しは大変重要な役割を持っています。メルマガの見出しは是非テンプレートにしておきましょう。見出しのデザインが整っていると、メルマガ全体として統一感が生まれます。
メルマガの見出しのテンプレートとして利用する装飾は、見出しよりもシンプルに、かつメルマガ本文よりも目立つ装飾にします。
メルマガを装飾する罫線の探し方は、日本語で「けいせん」と入力して変換してみましょう。変換候補の中に、縦横の罫線がいくつかみつかるでしょう。罫線を組み合わせて、メルマガの見出しなどの装飾をします。
縦の罫線を使うと、装飾全体が環境によって崩れてしまうことがあります。これは、メルマガ読者が使うソフトウエアの設定によって、フォントの設定が違うからです。
3.メルマガ本文のテンプレート化
メルマガ本文はテンプレート化というよりは、本文の文章におけるレイアウトの決まり事をあらかじめ定めておきましょう。
メルマガ本文のテンプレート化の注意点
文章を短く簡潔にする 段落ごとに改行をいれる 本文の最後にクロージングをいれる
メルマガの文章は読者が読みやすくするために、短く簡潔にします。そして、段落ごとに必ず改行をいれましょう。本文2,3行ごとに1行の空行があるくらいでも構いません。
以下の2つの例を比べてみてください。どちらが見やすいでしょうか?

4.メルマガ本文のクロージングをテンプレートに
メルマガの本文の最後には、本文に関連するリンクを挿入しましょう。
メルマガはあなたの会社と見込み客とのコミュニケーション手法の1つです。コミュニケーションでは、トピックや結論に加えて、聞き手に促したい行動も重要となります。
同時に、メルマガのリンクのクリックの有無によって、読者の興味関心がどこにどれだけあるかがわかります。
最近のメール配信ツールでは、あなたのメルマガ読者のメール開封の有無やリンクのクリック、そしてその後に閲覧したWebページを追跡できるような機能を提供しています。
このような機能は、メルマガ読者のニーズの把握や、営業引き合いを探し出す機能として、大いに活用ができ、あなたのメルマガが売上アップにつながります。
メルマガのテンプレートにおける本文の最後には、関連するリンクを挿入するようにしておきましょう。
5.メルマガのエンディングをテンプレート化する
メルマガのエンディングの役割は、あなたのメルマガの内容を軽くまとめて、読者の記憶により鮮明にすることです。かといって、本文よりも長いコンテンツになっては本末転倒です。
メルマガの内容を2,3の箇条書きにするなど、シンプルかつ読みやすい形にとどめておきましょう。箇条書きにする場合は、あなたのメルマガのテンプレートにも含めておくと便利です。
6.運営会社情報とオプトアウトをテンプレートに
あなたが送るメルマガの最後には、運営会社の情報と、メルマガのオプトアウト(解約)のリンクを挿入します。
この部分は、メルマガを送信する度に変更する部分はほとんどありません。そのため、メルマガのテンプレートとして以下の情報をあらかじめ入力しておきましょう。
運営者情報として記載すべき項目
運営会社(担当者) 連絡先・住所 WebページやSNSのリンク 登録解除(オプトアウト)のリンク
ソーシャルメディアへのリンクは、ボタンにして目立つようにしておきましょう。ソーシャルメディアのリンクのボタンの作り方は、「SNSのシェアボタンを設置してより多くのリードを獲得しよう」が参考になります。HTMLメールではこの方法が有効です。
まとめ〜確かな効果を実感できるメルマガテンプレートの作り方
確実に反応が改善するためのメルマガのテンプレートの作り方についてご紹介しました。
メルマガのテンプレートは、あなたのメルマガの効果測定をしながら徐々に改良を加えていきましょう。テンプレートの改良は、1度に1箇所にとどめておくと、その効果がわかりやすくなります。