【2017年最新】メールマーケティングの市場トレンド

2017年10月10日

メールマーケティングを取り巻く環境が変化する中で、メールマーケティングの重要性を再確認するためにメール市場の動向やメールマーケティングのトレンドについてまとめてみました。

スマートフォンが急速に普及する中で、メールマーケティングとSNSの関係性は?などのみなさまの気になるトピックも取り上げました。

皆さまの業務にお役立ていただければ幸いです。

日本国内でのメールマーケティングの市場動向

では早速、メールの市場動向についてご説明します。日本国内でのメール市場やメール環境を取り巻く市場のトレンドについてまとめました。

メールマーケティングとは

メールマーケティングとは名前の通り、メールを活用したマーケティング手法のことです。メールマーケティングの種類には「メルマガ」、「広告メール」、「ステップメール」などいくつかありますが、いずれも手軽にスタートできるのに受信者の反応を確かめやすいというメリットがあります。

メールマーケティングについてもっと知りたい方へ
メールマーケティングについては「メルマガ&メールマーケティングのやさしい手順書」にまとめております。無料でダウンロード可能ですので、合わせてご覧ください。

急速に普及が進んだスマートフォン

まずはメールマーケティング市場を取り巻く環境の中で、この直近10年間で最も大きく変化したのはスマートフォンの利用状況です。Apple社のiPhoneが2007年に発売されてから2017年現在までで10年が経ちました。スマートフォンは日本においても世界においても急速に普及しています。

スマートフォン以外の情報通信機器の保有状況の推移と比べても、急速に伸びていることがわかります。


(出典:総務省|平成29年度版 情報通信白書|インターネットの普及状況

また、インターネットの利用率とインターネットを利用している端末の種類を見てみると、インターネットの利用率全体は83.5%です。スマートフォンでのインターネット利用率は57.9%で、前年比+3.6%と割合も伸び率も高いことが分かります。つまり、国内においてはインターネットの利用もスマートフォンによる利用も伸びているということが分かります。


(出典:総務省|平成29年度版 情報通信白書|インターネットの普及状況

メールはそれでも主役の1つ

インターネットの利用率が増えてきたことは分かりました。では、どのような目的でインターネットが利用されているのでしょうか。下のグラフをご覧ください。30代までの年齢別インターネット利用目的・用途の割合です。


(出典:総務省|平成29年度版 情報通信白書|インターネットの普及状況

電子メールの送受信の項目は20〜30代では90%近い割合です。SNSの台頭によってメールによるマーケティング手法がトレンドではなくなってきたという印象があるかもしれませんが、インターネットの利用目的・用途としてはまだまだ電子メールはメインの目的のようです。
40代以上においてはもう少し割合が高いです。

企業の顧客コミュニケーションはメールが中心

メールマーケティングの市場動向を知るために、どれだけの消費者が、企業やECショップからメールやSNSを通じて情報を受け取ったり、商品を購入したりしたことがあるのかを調査したデータがあります。


(参考:MARKETIMES「なぜメルマガやメールマーケティングの重要性が見直されているのか」)

購入なしが55%と半分以上を占めますが、メールが32%と企業などからのお知らせがきっかけで購入したことのある人の中では最も多いチャネルとなっています。購入経験なしの人を除くと71%となり、メールが売上げへ影響する最も強いチャネルだということがわかります。

企業ではメール機能を有するクラウドの活用が進んでいる

メールマーケティングの市場動向として、メールマーケティングが個人の消費行動にまだまだ影響力が強いことが分かりました。次は、企業のマーケティング活動におけるメールマーケティングの市場動向を確認してみましょう。

近年、メールマーケティングにおいても、メール配信ツールやマーケティングオートメーションなどクラウド型サービスを利用することは多くなりました。以下のグラフで分かるように企業によるクラウドサービスの利用状況は2015年から2016年にかけて伸びています。


(出典:総務省|平成29年度版 情報通信白書|インターネットの普及状況

また、クラウドサービスの利用内訳を見てみると電子メールが51.7%と最も高くなっています。企業においてもメールはマーケティングの有力な手法として用いられていることが分かります。


(出典:総務省|平成29年度版 情報通信白書|インターネットの普及状況

国内のメールマーケティング市場の動向まとめ

国内でのメールマーケティングの市場動向・トレンドをまとめます。
国内では、メールマーケティングがまだまだ企業のマーケティング活動の中心の1つとなっています。

スマートフォンの利用が進み、SNSやスマートフォンアプリを利用する人たちが増えました。企業はメール以外にもSNSやアプリのプッシュ通知等によって見込み客にアプローチできるようになりました。

スマートフォンの普及が進んだことで、メールがチェックできる機会が増えました。メールマーケティングの市場がまだまだ伸び続けていることを見ると、メールとSNSは共存やその機能や役割を補完することで、企業のマーケティング活動を活性化させていると考えることが自然です。

一方で、実際の購買行動に至るきっかけとなるチャネルとしてはメールが最も影響力が強く、企業もクラウドサービスの登場によってメールマーケティングをこれまでよりも実施しやすい環境になってきているというのもメールマーケティングの市場動向の現実です。

つまり国内において、メールはまだまだマーケティングのツールとして有効だと言えるでしょう。

メールマーケティングのトレンド

メールマーケティング市場は今後も堅調な成長を見せるきざしがあります。

アメリカのメールマーケティングをリードするLitmusが2017年の1月に報告した、メールマーケティングのトレンドレポートを紹介します。

このレポートを参考にしながら、メールマーケティングの現状と今後のトレンドについて考えていきたいと思います。


メールマーケティングの今後のトレンド

  1. インタラクティブメール
  2. メールのビッグデータによるパーソナライズ化
  3. メールのオートメーション化
  4. HTML5のビデオ
  5. メールの暗号化

トレンド1:インタラクティブメールでコンバージョンが大幅改善する

従来のメールマーケティングではCTA(Call To Action)を設定してメールから自社サイトや資料ダウンロードページなどのWebサイトに誘導するのが一般的なやり方でした。いかにCTAに設定したリンクをクリックさせるかが重要だったのです。

インタラクティブメールでは、メール本文内でWebサイトと同様の体験ができるので、ユーザーをメールからWebサイトに飛ばすことなく購買行動に繋げやすくなるため、メールマーケティングのコンバージョン率の大幅改善が期待できます。

例えば、ECサイトがユーザーに送るメールを例にすると、商品の詳細画像を複数枚チェックしたり、商品をカゴにいれておいたり、長い商品説明を折りたたんだり展開したり、ということがメール本文内でできるようになります。

つまり、インタラクティブメールとは、メール内でWebサイトと同様の体験ができるように作られたメールのことです。

メールマーケティング担当者の27.2%が「メールがインタラクティブになる」と回答しており、メール担当者が今後積極的に取り入れたいメールマーケティングの手法です。

トレンド2.パーソナライズ化に加えて人工知能もメールマーケティングに

メールマーケティングのトレンドの2つめは、顧客属性やこれまでの購買行動履歴によってメール本文の内容が一人ひとりに合わせた内容に最適かする、いわゆる自動パーソナライズ機能です。

お客さまの情報、これまでの購買履歴、Webアクセスやメールマーケティングの反応などから、このお客さまのニーズや嗜好の傾向を把握できるようになりました。

メルマガなどの定期的にお客さまに届けるメールにおいて、把握したニーズや嗜好に合わせてお客さま毎にメール本文の一部を自動的に変更することを指しています。

もちろんお客さまのニーズや嗜好に合わせてセグメンテーションし、あらかじめ用意したコンテンツを送れば良いのですが、人工知能的にお客さまのニーズを把握して、自動的にメールマーケティングのコンテンツを変更すれば、もっとマーケティングの業務が効率よくなります。

顧客管理の方法についてもっと知りたい方へ
顧客管理のノウハウについては「顧客管理とは?顧客管理の基本を学ぼう」に詳しくまとめております。合わせてご覧ください。

トレンド3.進むメール配信の自動化

メールマーケティングのトレンドの3つめは、メールの配信をオートメーション化(自動化)することです。

メールマーケティングといえば、メルマガのように全ての顧客データに対して一斉にメールを配信することも少なくありませんでした。しかし、近年のマーケティングオートメーションの登場によって、メールマーケティングでもOne to Oneマーケティングに近いことが、あまり業務負荷をかけずにできるようになりました。

メールマーケティングの最近のトレンドは「情報を求めている人に、欲しいと思っているタイミングで、欲しい情報を届けること」のような流れがあります。顧客のニーズが現れている行動を見逃さないようにして、ニーズが高まっているタイミングで、ニーズに合わせた情報を提供する必要があります。

ニーズの高まりを見逃さないようにすることは重要ですが、担当者にとっては非常に負荷がかかる仕事です。マーケティング担当者の負担を減らしつつ、見込み客のニーズの高まりを見逃さないようにする方法がオートメーション化です。

またオートメーション化にはツールが必要です。マーケティングオートメーションが注目されている理由の一つがまさにマーケティング業務の効率化です。

働き方改革が社会的に注目を集めている今だからこそ、マーケティング業務の効率化は避けては通れない道かもしれません。

マーケティングオートメーションについて
マーケティングオートメーションの詳細については「たった5分で理解するマーケティングオートメーション」でまとめてございます。ご参考になれば幸いです。

4.HTML5のビデオ

メールマーケティングのトレンドの4つめはHTML5のビデオです。

スマートフォンの普及が進む中でAppleはスマートフォン市場で大きなシェアを持っています。このAppleがiOS8でHTML5形式の動画再生の機能を見送りました。

しかし、iOS10がHTML5ビデオのサポートをしたため、今後動画付きのメールが増えてくるのではないかという期待が持てます。

5.メールの暗号化

メールマーケティングのトレンド5つめはメールのセキュリティについてです。

最近はメールのやり取りにTLSセキュリティを利用することも少なくありません。TLSセキュリティとはメールデータにおいて暗号化技術を利用することにより、第三者からメールの読み取りをさせない仕組みです。

メールマーケティングでやり取りする情報がリッチになればなるほど、メールのセキュリティを検討しなくてはなりません。

まとめ

メールマーケティングの最新トレンドをまとめてみました。

SNSやスマートフォンアプリなど顧客接点は非常に増加してきています。もちろん企業はSNSやスマートフォンアプリへの対応も視野に入れておく必要はあるでしょう。

しかし、メールについてはもてはやされることが少なくなっただけで、実際のメールの利用はまだまだ増加しており、購買行動においてはメインのツールになっています。

メールマーケティングの市場動向のまとめとしては、メールは世代を問わず利用率が高く、企業もメールのためのクラウドサービスを高い割合で利用しています。つまり、まだまだメールマーケティングは売上げの増大に貢献する有効なツールだと言えるでしょう。

これからメールマーケティングを始めるというかた、すでにメールマーケティングの担当者だが、今よりも成果を上げたいというかたには、以下にメールマーケティングのノウハウ集をご用意しておりますので、ぜひご覧くださいませ。ダウンロードしてお手元に保管していただくことも可能です。

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